スタッフブログ
新遊具登場!「月と地球の広場」オープンしました!!
2021/7/22
プレジャーガーデンエリア内に、大小の遊具が集まった新しい遊び場「月と地球の広場」がオープンしました!
場所は、開園時に「国際科学技術博覧会(科学万博-つくば‘85)」より移築され、本公園を象徴する施設として愛されてきた“おもしろチューブ”や“ドーム広場”の跡地です。
老朽化等により2019年に撤去された人気遊具の特徴を継承し、親子3世代にわたり親しまれる遊具にリニューアルしました。
「月と地球の広場」のご利用は中央ゲートが便利です。
プレジャーガーデンを「南口・赤のゲート」方面に進み、ジェットコースターが見えてきたら「月と地球の広場」はすぐそこです。
空から眺めてみると、「月」と「地球」をイメージした大きな円形の遊具が二つ。
広場全体を「宇宙空間・太陽系」に見立て、「月」と「地球」の遊具を行き来しながら、「流星」のように子供たちが広場内を縦横無尽に遊びまわる様子をイメージしています。
すり鉢状の遊具は“ムーンクレーター”。
斜面の底の「満月」と、ネット遊具の「半月」「三日月」の3層で月の満ち欠けを表現しています。
斜面を昇り降りしながらネットで飛び跳ねたり寝転がったりして遊べます。
人気のあったマウンテンスライダーを復活させた“アーススライダー”。
どこからでも登って、すべって楽しむ360°全周型ドームスライダーです。
てっぺんまで登ると、宇宙から地球に飛び降りるようなおもしろさ!
月と地球の周りにも魅力的な遊具がたくさん。
月と地球を結ぶ、3つのトンネル型遊具“ブラックホール”は 、それぞれ異なる仕掛けがあり、宇宙を移動するような雰囲気を楽しめます。
他にも、広場全体を見渡すことができる高見台や、
丘の斜面を利用した滑り台。
変形のジャングルジムや、うんていも。
数の桁が増えていく柱をたどると砂丘エリアや、林間アスレチック方面への近道に。
芝生の広場や、木陰もあり休憩やピクニックにもおすすめです。
隣の「フラワーキッズガーデン」では、コキアが生育中。
みはらしの丘よりコキアに近づけるので、もふもふ触ってみたり、園路を利用してコキアに囲まれた写真を撮れるのが魅力です。
プレジャーガーデンエリアは、「月と地球の広場」オープンにより遊び場としてさらに充実。
海抜100mからの眺望を楽しめる大観覧車をはじめ、25種類以上のアトラクションが揃う遊園地「プレジャーガーデン」。
2年ぶりに開設された夏季限定(7/22~8/29)の「水遊び広場」。
今夏は、新型コロナウイルス感染症対策として、「水のトンネル」と「ジャブジャブ池」に区分けし、それぞれに定員を設定しています。
混雑時は、リストバンドによる整理券制とし、1枠50分の入れ替え制といたしますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
※水遊び広場は、今後の新型コロナウイルス感染症の状況によっては、中止や変更となる場合があります。
遊園地、水遊び、無料遊具と、充実した遊びのエリア。
思いやりとマナーを大切に、夏休みの思い出に、楽しい時間をお過ごしください。
梅雨明け!可憐で、たくましく咲く砂丘の花々
2021/7/16
関東地方に梅雨明け宣言が出ました。
もくもくの白い雲と、強い日差しで、すっかり夏の風景に。
今回は、暑さの中、可憐で、たくましく咲く、砂丘エリアの花々をご紹介します。
砂丘エリアには、強風や乾燥、海水や強い日差しなど、厳しい環境に適応した海浜性植物が生育しています。
砂地でも、たくましく咲く「カワラナデシコ」。
可憐な花が潮風に揺れています。
ひときわ目を引く、鮮やかなオレンジ色の花は、砂丘の女王とも呼ばれる「スカシユリ」。
名前は、花弁の下のほうが細くなって、隙間ができ、透けて見えることに由来します。
強い潮風に耐えるために地面を這うように低く育ち、光沢がある葉は、太陽光を反射して温度が上がるのを防いでいます。
その他、茨城県レッドデータブック(2012)で準絶滅危惧に選定されている「カワラサイコ」や、
砂に埋もれても負けずに伸びる「ハマゴウ」などが咲いています。
砂丘散策の後は、冷房の効いたグラスハウスで一休み。
冷たいドリンクやアイスも人気です。ぜひ、ご利用ください。
いよいよ夏本番。
砂丘を吹き抜ける潮風は気持ちいいですが、日差しは強いです。
熱中症には十分にお気を付けください。
記念の森レストハウス「海浜公園ブレンド」がリニューアル!
2021/7/11
木々に囲まれた、園内の隠れ家カフェ「記念の森レストハウス」。
この度、ひたち海浜公園のオリジナルブレンドコーヒー「海浜公園ブレンド」がリニューアルし、さらに美味しくなりました
海浜公園ブレンド<HOT>【460円】
エチオピア、グアテマラ、ブラジルの3種類の深煎りの豆を使用した海浜公園ブレンド
カラメルのような甘さが長く続き、クリーンでやさしい酸となめらかな質感を感じる、バランスのとれたブレンドです。
豆の持つ甘さや香りを最大限に引き出すために、その日の豆の状態に合わせて85度前後の低温で抽出しています。
バリスタが丁寧なハンドドリップでお淹れします
海浜公園ブレンドは、スイーツはもちろん、焼き菓子との相性もばっちり
記念の森レストハウスでは、オリジナルの各種焼き菓子もご提供しています。
こちらは、海浜公園ブレンドの豆を手に持った、かわいいりす型のクッキー
奥はプレーン、手前は海浜公園ブレンドの粉を使った珈琲味です。
りすクッキー<珈琲/プレーン>【各160円】
今は、季節・数量限定で夏にぴったりな冷たい海浜公園ブレンド「水出しコーヒー PARK BLENDS 【600円】」もご用意しています。
美味しさを追及し、16時間半かけて抽出した、バリスタ渾身の一杯をお楽しみください
さらに、記念の森レストハウスでは、7月14日より新メニューが登場!
茨城県産のメロン果肉がたっぷり入ったソースを添えた、夏にぴったりなシフォンケーキです
ひんやり冷たい水出しコーヒーのお供に、ぜひいかがでしょうか?
メロメロシフォン【710円】
雨が降ったり止んだりと、梅雨空の日が続いています
記念の森レストハウスから、雨露に輝く森の木々を眺めながら、コーヒーを片手にくつろぎのひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?
ハーブフェスティバル「ラベンダーでブーケをつくろう」を開催しました!
2021/7/4
今日はあいにくの雨空となりましたが、園内では「ハーブフェスティバル」を開催しました
様々なハーブが楽しめる「香りの谷」の手入れを行う、公園ボランティアの「ハーブパートナー」が中心となって開催するハーブフェスティバル
香りの谷で収穫したラベンダーなどを使って、ハーブに親しむ体験を行います
今日は雨天のため、一部実施できないイベントもありましたが、グリーン工房では「ラベンダーでブーケをつくろう」を開催しました
ラベンダーが見頃を迎えた「香りの谷」
お天気が良ければ実際に刈り取りも体験しますが、今日は雨のため、予め刈り取っていたラベンダーから、10本好きなものを選んで制作スタート
どれにしようかな
ハーブパートナーの皆さんが、素敵なブーケのつくり方を教えてくれます
お花を選んできれいな形に束ねてみたり…
アジサイの横にそっとラベンダーを添えてみたり…
自分だけのオリジナルブーケづくりは、わくわくですね
きれいなラッピングで包んで、仕上げのリボン結び
どんな感じにしようかな
しっかりと結んだら、かわいいブーケの完成です
じゃじゃーんこんなに綺麗にできました
心身をリラックスさせ、不安や緊張などを和らげる効果のあるラベンダー
完成したきれいなブーケをお部屋に飾ったら、良い香りに毎日癒やされそうです
特徴を活かし取り入れることで、暮らしをちょっぴり豊かにしてくれるハーブ
皆さまもぜひ、おうち時間に楽しんでみてくださいね
みはらしの丘でコキアの植え付けが始まりました!
2021/6/27
ひたち海浜公園では、夏の気配を運んでくれる植物が登場
皆さんお待ちかねの、コキアです
みはらしの丘で、先週22日より植え付けがスタートいたしました
コキアは、ヒユ科(旧アカザ科)ホウキギ属、ユーラシア大陸の乾燥地帯原産の一年草。
昔、枝や茎を乾燥させてほうきを作っていたことから、「ほうき草」の和名でも親しまれています
実は“とんぶり”として食用になり、「畑のキャビア」とも呼ばれているんですよ
当公園では、みはらしの丘の約1.9haに約3万2千本を植栽しており、夏から秋にかけて、緑から赤へと移ろいながら色彩の変化を楽しませてくれます
そんなコキアの植え付け作業を見てみましょう
まず、目印となるラインを引いて…
70cm間隔に穴をあけます
よいしょ、よいしょと力を入れて…
穴をあけたところに、苗のポッドを置いたら
一つひとつ丁寧に植えていきます
優しく植えてもらって、コキアも嬉しそう
コキアの植え付けは、約2週間かけて、延べ170人ほどで行います
こんなに広いのに、どんどん植え付けが進み、丘の上には緑のラインができました
素敵な風景をつくり出せるよう、心を込めて作業を進めます
まっすぐ一列に並ぶコキアたち
よーく見てみると、まだまだ小さな赤ちゃんサイズ。
これから、すくすくと大きくなってね
今年は初の試みとして、7月4日(日)に「コキアの植え付け体験」を行います
みはらしの丘の第2頂上にて、10:30~12:00に定員30名(当日受付)で開催します。
雄大な丘の風景の一部を、皆さんで一緒につくり上げましょう
色変化も楽しめる!アジサイ”アナベル”がお楽しみいただけます。
2021/6/20
関東も梅雨入りし、少しずつ雨の日も多くなってきました
この時期のお花といえば、アジサイかと思いますが、皆様はこのような青い花を思い浮かべるのではないでしょうか
園内では、白いアジサイがお楽しみいただけます
そのアジサイが、ひなの林で咲いている、アジサイ”アナベル”です
“アナベル”は色の変化が魅力的
最初は、グリーンの蕾です。
徐々に、ライムグリーンに
咲き進んで、白みを帯びてきました
そして、見事な白色へ
真っ白でふわふわしていて、可愛いですね
こんなにもこもこと、わたあめのようにも見えます
この後は、緑色になり、ドライフラワーのようになるんです
とてもおしゃれですね
また、園内では”アナベル”の他にも、青や赤のアジサイが少しですが咲いております
雨降りの中、しっとりと咲く姿に癒されます
この時期ならではの園内の景色、いかがでしたでしょうか
コキアの植え付けも、間もなくスタートいたします。
公園で、季節の移ろいを感じてみてください
希少な植物「ハナハタザオ」に会いに行きませんか?
2021/6/12
気温が高く、お天気の良い日が続いています
海浜エリアの砂丘観察園路では、絶滅危惧種の「ハナハタザオ」が、かれんな花を咲かせています。
ハナハタザオはアブラナ科ハナハタザオ属の越年草。
6月上旬~7月中旬頃に薄紫色の小さな花を咲かせます
旗竿のように1本茎で立ち、美しい花を咲かせることが名前の由来となっています。
実は、生育地点がとても少ないハナハタザオ。
環境省レッドリスト(2020)および茨城県レッドデータブック(2012)で絶滅危惧ⅠA類に選定され、茨城県内では当公園のみで生育が確認されています。
この希少な植物を守るため、ひたち海浜公園では公園のボランティア「野生植物パートナー」の皆さんが中心となって、ハナハタザオの保全活動を行っています。
砂丘の地形や植生を残した砂丘観察園路では、ハナハタザオの他にも、厳しい条件下にたくましく生きる海浜性植物をご覧いただけます
海岸の砂浜などに生える多年草の「ハマボウフウ」
細長く切れ込んだ花弁が繊細で愛らしい「カワラナデシコ」
葉の形が特徴的で、黄色い小さな花を咲かせる「カワラサイコ」
これらの3種も希少な植物で、いずれも茨城県レッドデータブック(2012)では準絶滅危惧に指定されています。
明日6月13日(日)と20日(日)には砂丘エリアにて、ハナハタザオの圃場での育成・増殖活動の紹介や、自生地を観察する「ハナハタザオガイドツアー」を開催します!
午前は10:30~、午後は13:00~の1日2回の開催で、「野生植物パートナー」の皆さんがご案内いたします。
定員は各回20名で事前申込が必要となりますが、参加枠に空きがあれば、当日も受付いたします。
守っていきたい、希少な植物・ハナハタザオ。
爽やかな海風を浴びながら、ぜひ一緒に観察しませんか?
「梅雨におすすめスポット」ベスト5
2021/6/6
もうすぐやってくる梅雨。天気がスッキリせず、どんよりとした気分になりがちです。
でも、雨上がりに水滴のついた「四つ葉のクローバー」を見つけたら、ちょっと幸せな気持ちになりますよね。
園内には、この時期ならではの楽しみや、穴場がいっぱい。
今回は、これからの梅雨の時期におすすめなスポットを、ランキング形式でご紹介します。
まず、第5位から。
梅雨の代名詞ともいえる、このお花。「ひなの林」のアジサイです。
アジサイといえば、青やピンクなどの色合いをイメージされるかと思いますが、当公園で多く植栽している「アナベル」の花色は白。
明るい緑から白へと変化し、さらに咲き進んで緑となる、色の変化も楽しみな品種です。
見頃は6月下旬頃と、もう少し先なので、今回は5位としました。
続いて、第4位は「グラスハウス」です。
ガラス張りの開放的な室内から太平洋を一望できる人気のスポット。
紅茶がおすすめの「Sea Side Cafe」では、「いばらきフルーツ和紅茶」や「ネモフィラブルーティー」をお楽しみいただけます。
プレーン味の青いシフォンケーキでみはらしの丘の春の景色を表現した「ネモフィラブルーシフォン」もあわせてどうぞ。
いよいよ、トップ3の発表です。
第3位は、遊園地「プレジャーガーデン」!!
屋内アトラクションは、雨の日でもへっちゃら!
一番人気の「ドタバタVR旅行」も、この時期ならば待ち時間少なく楽しめるかも。
ライドに乗り込み、ヘッド・マウント・ディスプレイを装着したら、そこは仮想と現実が錯綜する未体験の世界!
なお、各アトラクションでは、1回当りの乗員の一部削減や定期的な消毒・換気を実施しています。
第2位は、「記念の森レストハウス」です。
バリスタが一杯一杯、ハンドドリップで淹れるオリジナルブレンドのコーヒーが自慢のカフェ。
16時間半かけて抽出した、こだわりの「水出しコーヒー」も夏季限定でご用意しています。
窓から見える木々の葉が、雨に濡れみずみずしく輝く様子は、梅雨の時期ならでは。
そして、栄えある第1位は…。
「たまごの森」です!!
え?
小さなお子様向けの遊具はあるけど、チューリップのない「たまごの森」が1位?
その理由は・・・。
その理由は、雨が降った後に現れる、幻の「たまごの森湖」です!
時間がたてば消えてしまう、大きな水たまり。
上下反転の幻想的なリフレクションが撮れる隠れスポットなんです。
雨の後はぬかるんでいますので、お足元には十分お気を付けください。
雨の日も、雨の日だけの楽しみが。
お散歩しながら梅雨ならではの、小さな幸せを探してみてください。
希少な植物「オオウメガサソウ」をガイドツアーで観察しよう
2021/5/30
ひたちなか自然の森では、希少な植物「オオウメガサソウ」が咲き始めました。
ひたち海浜公園では、オオウメガサソウの開花時期に合わせて生育地を観察するガイドツアーを開催しています。
本ツアーでは、公園のボランティア「里山パートナー」と茨城生物の会の先生が、ひたちなか自然の森をご案内します
薄いピンク色の蕾をつけた「オオウメガサソウ」
神秘的な佇まいとうつむきがちに咲く姿から、”森の妖精”とも呼ばれるオオウメガサソウ。
ツツジ科ウメガサソウ属の常緑小低木で、環境省レッドリスト(2020)では準絶滅危惧、茨城県レッドデータブック(2012)では準絶滅危惧IA類に選定される希少な植物です。
日本ではごく限られた場所に自生し、本公園が日本の自生南限地とされ、種の保全のためにも重要な生育地となっています。
開花が進んだ「オオウメガサソウ」
オオウメガサソウは高さ10~15cmほどの小さな植物。
直径1cmほどの可憐なピンク色の梅に似た花を、笠のように下向きに咲かせます
一か所に集まって咲く様子から群落のように見えますが、実は地下茎でつながった「一株」なんです
オオウメガサソウの他にも様々な植物に出会うことができ、自然観察をたっぷり楽しめるのも本ツアーの魅力のひとつ。
今の季節に観察できる植物の一部をご紹介
オオウメガサソウに似た可憐な姿の「ウメガサソウ」
ふっくらとした小さな白い花をいくつも咲かせる「イチヤクソウ」
ブドウの仲間で葉の裏に毛を生やした「エビヅル」
雄花をたっぷりつけた「ヤマグリ」
風に葉を揺らし“サラサラ”と音を響かせる「ヤマナラシ」
大切に守っていきたい、森の妖精・オオウメガサソウ。
「オオウメガサソウガイドツアー」は、休園日6月1日(火)を除き、6月6日(日)まで開催。
平日は10:00~12:50、土日は10:00~14:50の間、1時間毎にツアーを行っています。
ご来園の際には、ぜひご参加くださいね
オゼイトトンボにも出会える?!「沢田湧水ガイドツアー」を開催しています
2021/5/23
園内の沢田湧水地では、4月~11月上旬の毎週土・日・祝日に「沢田湧水ガイドツアー」を開催しています。
このツアーでは、公園ボランティア「沢田湧水地パートナー」の皆さんの案内のもと、普段は入ることができない沢田湧水地の自然保護区内を観察することができます。
今は、オゼイトトンボなどのトンボ類を観察することができるシーズン。
今日は「沢田湧水ガイドツアー」に参加して、生き物探しに行ってきました
みはらしの丘の北に位置する沢田湧水地。
この一帯の地下には厚い砂の層があり、さらにその下には水を通しにくい層があるため、砂の中にたまった雨水が湧き出して湧水地となっています。
“生き物の宝庫”とも言えるほど様々な動植物が生息しており、ガイドツアーでは間近で観察することができます。
それでは早速ガイドツアーに出発!
まずは、水が湧き出している「源頭部」を見学します
水の湧き出し部にそっと手を差し込んでみると、中から水で押し上げられるような、ふわふわとした不思議な感触。
湧き出し部の底も、思いのほか深いようです。
続いては、沢田湧水地の中を伸びる木道を歩きながら見学。
コロコロ、カカカという「シュレーゲルアオガエル」の声に誘われるように、どんどん奥まで進んでいきます。
木道沿いにスッと茎をのばす植物を発見。
こちらは「ウキヤガラ」。
三角柱のような茎が印象的です。
続いて見つけたのは、端午の節句に「菖蒲湯」としてお風呂に入れることでも知られる「ショウブ」。
アヤメに似た花を咲かせる「ハナショウブ」とは別の植物です。
白いお花が咲いている様子も観察できました。
木道沿いの小さな池の周りで「オゼイトトンボ」を発見!
オゼイトトンボは、細い体と鮮やかな水色が特徴で、茨城県版レッドデータブック(2016)では準絶滅危惧に選定されている希少なトンボです。
あちらこちらを飛び回り、中にはカップルの姿も
きれいな姿に、ついつい見とれてしまいます。
木道の周りでは、「ニホンカワトンボ」や「シオヤトンボ」、「クロスジギンヤンマ」など、大きさや色も様々なトンボたちが飛び回っていました。
羽を休める瞬間を狙って、トンボたちの様子を観察。
「ニホンカワトンボ」
「シオヤトンボ」
近くでは、コロコロ・カカカという鳴き声の主「シュレーゲルアオガエル」が、葉っぱの上で日向ぼっこをしていました。
その先では、シュレーゲルアオガエルの卵も発見。
「あっ!あった!」
「シュレーゲルアオガエルは、白い泡状の卵を産むんだよ」
その他にも、沢田湧水地では様々な生き物に出会うことができます。
手を伸ばすとそっと逃げてしまう「カナヘビ」
つぶつぶの赤い実がきれいな「ヘビイチゴ」
下向きに白い可愛い花を咲かせる「エゴノキ」
「ヤマグリ」の葉を巻いてつくられた「オトシブミ」のゆりかご
(この中にはオトシブミと呼ばれる昆虫の卵が入っているんです!)
「『ヨシ』の葉で笹船をつくってもらったよ」
池の中をすくって「アオイトトンボ」のヤゴも観察
「これは何の生き物?」「不思議な形のお花!」
初めて出会う生き物たちにドキドキ・わくわくしながら、探検気分で自然観察を楽しめる「沢田湧水ガイドツアー」。
4月~11月上旬の毎週土・日・祝日に、午前10:30~・午後13:30~の2回を基本として随時開催しています。
公園ボランティア「沢田湧水地パートナー」の皆さんが、沢田湧水地でお待ちしています。
最後に沢田湧水地ニュースをお届け
ガイドツアーでは見に行くことができませんが、先日「田植え体験」を行った沢田湧水地の奥の水田では、小さなイネたちがすくすくと成長していました
例年、秋には収穫や脱穀の体験も開催。
今から秋が待ち遠しいですね