スタッフブログ

    野鳥観察の冬。園内で鳥たちの姿を探してみました

    2022/1/22

    木々が落葉し、見通しの良い冬は野鳥観察に絶好のシーズン。

    今回は、冬の園内を散策しながら、鳥たちの姿を探してみました

     

    まずはじめに「野鳥観察のコツ」をご紹介

    1. 双眼鏡を用意しよう!(倍率は8倍くらいがおすすめ)
    2. 鳥たちを驚かせないように静かにそーっと観察しよう!
    3. 自分にあった観察場所を見つけたら何度も足を運ぼう!

    準備ができたら、早速行ってみましょう

     

    西池

    西口・翼のゲートから入園してすぐの西池は、野鳥観察スポット。

    水の上をスイスイと泳ぐ水鳥を発見

    白いくちばしに、黒くて丸いシルエットの「オオバン」

     

    潜水名人で短い尾が特徴的な「カイツブリ」

     

    ひたちなか自然の森

    続いて、ひたちなか自然の森へ…

    あちらこちらから、鳥たちの声が聞こえてきます。

    少しずつ目が慣れてきて、遠くの小枝の上に黄色い小鳥を発見!

    緑の頭、黄色いお腹、褐色の縦斑が印象的な冬鳥「アオジ」

     

    スイセンガーデン周辺

    現在は工事中のスイセンガーデン。

    周辺を散策していると、松の木に隠れる鳥の姿が…

    身体の上面が暗い黄緑色で、目の周りが白い「メジロ」

     

    チチンチチンと鳴き、地面を走り回る白黒の鳥「ハクセキレイ」

     

    真っ青な冬空を背に、悠々と風を切る「オオタカ」

     

    記念の森

    続いて、記念の森へ。

    木から木へ鳥たちが飛び交い、足元の藪からも落ち葉がすれるような音が聞こえてきます。

    藪の中に隠れながら、落ち葉で遊ぶ冬鳥の「シロハラ」

     

    ひなの林

    続いては落葉樹が多く、今の時期は野鳥の姿を見つけやすいひなの林へ。

    頭と体の上面がオリーブ色で“ヅィー”と鳴く冬鳥の「ビンズイ」

    「ビンズイ」の群れも発見。

     

    スズメくらいの大きさの、小さなキツツキ「コゲラ」

    たまごの森

    最後は、たまごの森。

    チューリップの球根の養生のため、冬季は中に入ることができませんが、自由な鳥たちはお構いなし。

    園路からも野鳥の姿を見ることができました。

    黄色い斑の入った翼が特徴的な「カワラヒワ」

     

    実はとてもにぎやかな、冬の園内

    訪れた際には、ぜひ双眼鏡を片手に、鳥たちの世界をのぞいてみてくださいね。

     

    冬の園内で見られる代表的な野鳥や、見かける場所については、下記ページでもご紹介しています。

    ひたち海浜公園 冬の野鳥ずかん

     

     

     

    「まゆ玉飾りづくり体験」と「どんど焼き」!広報きっずの裏側に潜入しました

    2022/1/10

    きっずリポーターが、イベントやアクティビティの体験リポートに挑戦し、国営ひたち海浜公園の隠れた魅力を子ども目線で紹介する「広報きっず」。

    広報きっずページ」では、これまでのバラエティに富んだ10回分の体験リポートが公開されています。

    今回の体験は、「まゆ玉飾りづくり体験」と「どんど焼き」。

    きっずレポーターのみんなが体験取材している様子とあわせてご紹介します。

     

    「広報きっず」は事前申込。

    イベントの始まる、少し前に来ていただき、事前の準備から始まります。

    体験を申し込んだ理由や、きっかけなど質問項目に答え、イベント開始を待ちます。

     

    いよいよ、「まゆ玉飾りづくり体験」が始まりました。

    まずは、まゆ玉飾りの意味を教えてもらい、作り方の説明を聞きます。

     

    次に、公園のボランティア「みはらしの里パートナー」の皆さんに教えてもらいながら、まゆの形に似せたお餅を、枝につけていきます。

     

    今回のお餅は3色。

    どんなことに工夫して、お餅をつけていったのでしょうか?

     

    完成したら、「まゆ玉飾り」を持って記念撮影。

    上手にできました!

     

    「広報きっず」では、毎回、先生たちからのメッセージをいただいています。

    今回の先生は、みはらしの里パートナーの皆さん!

     

    完成したまゆ玉飾りを持って、どんど焼きのやぐらの前で、集合写真を撮りました。

    HPや、園内で配布する「広報きっず新聞」の表紙になります。

    みんな、素敵な笑顔♪

     

    まゆ玉飾りづくり体験の次は、引き続き「どんど焼き」にも参加。

    お正月飾りや書初め、お守りなどを燃やし無病息災・五穀豊穣を祈ります。

     

    やぐらに火がつけられると、あっという間に、大きな火柱に。

    炎の熱さ、竹が爆ぜる音。

    教科書やインターネットでは得ることができない、リアルな体験です。

     

    最後に、今日の体験を通しての感想を。

    きっずリポーターのみんなは、小正月の年中行事「まゆ玉飾りづくり」と「どんど焼き」を体験して、どんなことを感じたのでしょうか。

    体験リポートが楽しみです。

     

    体験リポートは、「広報きっずページ」にて公開いたします。

    公開まで、今しばらくお待ちください。

     

     

     

    2022年 あけましておめでとうございます

    2022/1/2

    あけましておめでとうございます

     

    2022年は、本日(1月2日)より開園しました。

    お正月を祝う公園は、少し肌寒いながらも、多くのお客様の笑顔があふれていました。

     

    プレジャーガーデン大観覧車前では、毎年恒例の干支の巨大地上絵を1月10日(月・祝)まで展示中。

     

    大地を踏みしめ天に吠える“寅”の姿は、大観覧車よりご覧いただけます。

     

    みはらしの里の旧會澤家住宅(奥の屋)では、「新春招福太鼓」を開催しました。

     

    約300年にわたり、旧那珂地方で行われていた「ヤンサマチ」と呼ばれる祭りに由来する、迫力ある和太鼓演舞。

    笑顔の演奏で、会場は幸せな雰囲気に包まれました。

     

    旧土肥家住宅(主屋)では、「書初めをしよう」を開催。

    新年の抱負など、思い思いに文字を書いていきます。

     

    会場の古民家は、西暦1600年代半ば頃に建てられたと考えられ、東日本では最も古い民家のひとつ。

    茨城県指定有形文化財にも指定されています。

     

    大草原では、たこ揚げを楽しむ姿が。

    広さ約8haの芝生広場では、建物や電線等を気にせず、安全にお楽しみいただけます。

     

    「立春の季に空に向くは養生の一つ」と言われ、立春(新しい年の始まり)に空を見上げるのは健康に良いという意味から、お正月に健康を祈る遊びとして定着したといわれる「たこ揚げ」。

    広い空は、とっても気持ちがいい!

     

    記念の森レストハウス周辺では、引き続き、アイスチューリップを展示中。

    「見頃(後半)」となってきましたが、黄色など一部の品種を中心に、お楽しみいただけます。

     

    霜よけシートのかかった「みはらしの丘」も、この季節ならでは。

    雪が積もったゲレンデのような、一面白い風景をお楽しみいただけます。

     

    新しい年が素晴らしい一年になりますようスタッフ一同、心よりお祈り申し上げます。

    本年もよろしくお願いいたします。

     

     

    古民家前で「正月玄関飾り」をつくりました!

    2021/12/26

    早いもので、2021年も残りわずか。

    今日は、新年に向けた「正月玄関飾り」の制作体験イベントを開催しました

     

    会場は、昔ながらの農村風景を再現し、四季折々の暮らしの歳時記を展開している『みはらしの里』。

    古民家”奥の屋”の前庭に、お子さんから大人の方まで幅広い年代の皆さんにお集まりいただきました。

     

    つくり方をご案内するのは、公園ボランティア「みはらしの里パートナー」の皆さん。

    和気あいあいとした雰囲気の中、イベントが始まりました

     

    イベントでは、みはらしの里パートナーが稲わらで編んだしめ縄に、飾りを取り付けていきます。

    皆さんのお手元に素材が揃ったら、さっそく飾り付けがスタート

     

    装飾はどれも、昔から縁起が良いとされるものばかり。

    葉の裏が白く“心に裏表のない”「裏白」

    代々(だいだい)の繁栄を祈った「橙(だいだい)」

    幸せを掻き込む「カキ」、代々譲って子孫が続く「ユズリハ」、よろ“こぶ”「昆布(こぶ)」

     

    みはらしの里パートナーの皆さんの説明に耳を傾けながら、よいしょよいしょと楽しく取り付けていきます。

     

    吉事があるようにと願いを込めた「水引」を結んで…

    末広がりの「扇」を取り付けたら…

    立派に完成!!!

     

    最後は、完成した「正月玄関飾り」を手に持って、奥の屋前で記念撮影

     

    五穀豊穣や家内安全など、新たな年への願いが込められた“お正月飾り”。

    来る年が、皆さんにとって素敵な一年になりますように

     

     

     

    ネモフィラぬくぬく冬支度!「霜よけシート」の設置が始まっています

    2021/12/19

    みはらしの丘では、ネモフィラの種まきが完了し、早くも小さな芽が出始めています

    13日(月)からは、ネモフィラの株を冬季の寒さから守るための大切な冬支度「霜よけシート」の設置が始まりました。

     

    霜よけシートの設置は、みはらしの丘の約4.2haに約2週間かけて行います。

    丘の斜面が白いシートに覆われていく様子は、本格的な冬の訪れを感じさせます

     

    こちらは、ネモフィラの小さな芽。

    丘のあちらこちらで、ぴょこぴょこと可愛い顔をのぞかせています

    ネモフィラの発芽を確認次第、暖かいお布団を掛けるように、ふんわり真っ白なシートを設置していきます。

    今回は設置現場をのぞいてみましょう

     

    まず約2m幅の帯状の白い不織布を、斜面に沿わせながら敷いていきます。

    隣同士を少し重ね合わせて、ピンで仮止め

     

    続いて隣り合うシートの端を巻き込むように寄せ合わせて…

     

    最後にピンでしっかり固定。

     

    丘一面をきれいに隙間なく覆っていきます

     

    実はここに、美しい風景をつくるための工夫が。

    霜よけシートには、“保温性が高く植物の生育を促す”効果があるのをご存知でしょうか。

    みはらしの丘は斜面の向きや角度により生育環境が異なるため、シートの設置順により、ネモフィラの成長差をコントロールしているんです

    春に向けた開花の調整は、すでに始まっています

     

    霜よけシートは、年内には設置が完了する見込みです。

    冬空に映える真っ白なみはらしの丘をご覧いただけるのは、もう間もなくです。

     

     

     

    今年は“記念の森”で!アイスチューリップの展示がスタート

    2021/12/12

    12月も半ばとなり、いよいよ冬本番。

    園内では、冬に咲くチューリップ“アイスチューリップ”の展示が始まりました

    例年展示を行っていた「グラスハウス」の施設修繕工事のため、今年は「記念の森レストハウス」周辺にて、約1万1千本のアイスチューリップをご覧いただけます。

    アイスチューリップとは、球根を特殊な方法で冷蔵処理し、冬を疑似体験させることで、開花時期を調整したチューリップ

    気温の低い冬は花持ちも良く、長い期間お楽しみいただけるのが特徴です。

     

    開花状況は「3分咲き」。

    12月下旬にかけて徐々に花数が増え、1月上旬頃までお楽しみいただける見込みです。

     

    まるで一足早い春が訪れたような、カラフルな景色は、カフェの温かい室内からもご覧いただけます

     

    アイスチューリップを眺めながら、ほっこり寛ぎたい方には『カフェラテ(HOT/ICE・490円)』がおすすめ。

    “チューリップ”のラテアートをオーダーすると、バリスタが可愛いチューリップを描いてくれます

    一杯一杯、表情の違うチューリップ

    テイクアウトでもお楽しみいただけます

     

    森の中のウッドデッキを歩きながらお花の彩りを愛でたり、ぐっとそばまで近づいて写真を撮ったり

    赤、白、黄色、ピンクに紫…色とりどりのチューリップは、無彩色な冬の景色をポッと明るくしてくれるようです

     

    ご来園の際には、記念の森レストハウス周辺にて、心温まる景色をお楽しみください

     

     

     

    かんたん陶芸体験「ぽかぽかマグカップづくり」を開催しました!

    2021/12/5

    毎月、月替わりのテーマで楽しめる、人気のイベント「かんたん陶芸体験」。

    今月は、「ぽかぽかマグカップづくり」を開催しました。

     

    会場は、砂丘エリアのグリーン工房。

    海浜口・風のゲートが最寄りの入園ゲートです。

     

    はじめに、先生からつくり方の説明が。

    全体の流れがわかったら、作品づくりスタート!

     

    まず、型紙に沿って粘土を切り抜きます。

     

    次に、型を使って側面と底のパーツを組み合わせ、

     

    布を使って滑らかに仕上げたら、マグカップの形になりました!

     

    ここからは、みんなの想像力が発揮される時間。

    粘土で作った飾りをつけたり、

     

    スタンプを押したり、思い思いのマグカップに仕上げていきます。

     

    最後に、持ち手をつけたら完成です!

     

    個性豊かな、世界に一つだけの作品が出来上がりました。

     

    この後、作品は先生が焼き上げ、約一ヶ月後にお引取りか、着払いでの発送でのお渡しとなります。

    仕上がりが楽しみですね。

     

    かんたん陶芸体験は、毎月開催しています。

    月毎にテーマが変わりますので、詳しくはHPのイベントカレンダーをご確認ください。

     

     

    ネモフィラ準備中!みはらしの丘に“種まく人”

    2021/11/27

    みはらしの丘では、春に向けたネモフィラの種まきが始まりました

    どこまでも続いていきそうな、なだらかな稜線が美しい丘で、一列に並び手作業で行う種まき。

    季節が秋から冬へと移りゆくのを感じさせる、当公園の風物詩です

     

    種まきは、みはらしの丘の約4.2haに、延べ80人ほどで、約2週間かけて行います。

    こんなにも広大なみはらしの丘で、一体どのように種をまいていくのでしょうか

    早速、作業の様子をのぞいてみましょう!

     

    まずは、コキアの抜き取りが終わり耕運した丘に、目印となるラインを引いていきます。

    このライン、ネモフィラがきれいに見えるように、20cm間隔となっています

     

    続いて、ラインに沿って手作業で均等に種をまき、土をかぶせていきます。

    種をまく作業は、かなりスピーディー

    熟練の技が光ります

     

    こちらがネモフィラの種です

    一粒の大きさは、なんと1mmほど

    とっても小さいですね

     

    春に一面が美しく咲きそろうように、工夫を凝らして行う種まき。

    日当たりなども考慮しながら、順々にまいていきます。

     

    ネモフィラが咲くみはらしの丘(見頃:4月中旬~5月上旬)

     

    11月25日(木)から始まった種まきは、花と空と海の青が溶け合う風景を作るための第一歩。

    半年先、皆さんの笑顔がたくさん咲きますように

    想いを込めて、春の準備を進めています。

     

     

     

    「メタセコイアの並木道」が色づき始めました

    2021/11/20

    コキアの抜き取り作業が終了し、秋も深まっていく園内。

    南口「泉の広場」と「プレジャーガーデン」を結ぶ約100mの“メタセコイアの並木道”で、メタセコイアが色づき始めました。

     

    中国原産の落葉する針葉樹で、「曙杉(アケボノスギ)」とも呼ばれるメタセコイア。

     

    レンガのような色合いに紅葉するトンネルのような並木道は、思わず写真を撮りたくなる美しい風景です。

     

    南口「泉の広場」周辺は、園内では紅葉する樹木が多い、知る人ぞ知るスポット。

     

    葉っぱのグラデーションが美しいナンキンハゼ。

     

    色づき始めたイロハモミジ。

     

    紅葉の中をサイクリングするのもおすすめです。

     

    広場の一角には、「干支の巨大地上絵」に使用するコキアが。

    地上絵の公開まで、今しばらくお待ちください。

     

    並木道の反対側は、「プレジャーガーデンエリア」。

     

    無料遊具の「月と地球の広場」や、遊園地「プレジャーガーデン」で、元気いっぱい遊べます。

     

    メタセコイアの紅葉は、12月上旬頃までの見込みです。

    紅葉したあとにできる落ち葉の絨毯も魅力的。

    ご来園の際には、ぜひ、南口周辺にもお立ち寄りください。

     

     

    かやぶき古民家で、茨城弁で語る昔話に聞き入る

    2021/11/13

    みはらしの丘では、コキアの抜取り作業が終わり、春のネモフィラに向けた準備が始まっています。

    気持ちの良い秋晴れで、絶好の公園日和。

    丘の麓のみはらしの里では、「古民家昔語り」が開催されました。

     

     

    「なつかしい村の風景と活動」をテーマに、江戸時代から昭和にかけての農村風景を再現している『みはらしの里』。

    茨城県内に残されていた古民家を移築し、前面に広がる畑、背景となる雑木林と一体となった農村風景の中で、四季折々の暮らしの歳時記を展開しています。

     

    みはらしの丘から見えるのは、茨城県指定有形文化財にも指定されている旧土肥家住宅の主屋と隠居屋の2棟です。

    主屋(写真右)は、構造的な特徴や部材調査から、隠居屋より古い西暦1600年代半ば頃に建てられたと考えられ、東日本では最も古い民家のひとつとされています。

     

    2棟より少し奥、雑木林の中にたたずむのは、旧會澤家住宅(奥の屋)。

    3期にわたってつくられ、長倉村(現常陸大宮市)に山伏の家として建築されたものが、那珂市に移築され「イタノマ」などが増築。その後、土間部分が増築されて現在の姿となっています。

     

    みはらしの里では、古民家を移築するだけではなく、古民家の生活演示、農作業、歳時記にちなむ行事、地域の季節行事等も公園のボランティア「みはらしの里パートナー」の皆さんとともに行っています。

     

    今回のイベント、「古民家昔語り」は旧土肥家住宅の隠居屋で開催しました。

     

    かやぶき古民家の中は雰囲気たっぷり。

    普段は、部屋に上がれないので、イベント時は古民家を満喫するチャンスでもあります。

     

    みはらしの里パートナー「常陸みんわの会」の皆さんが、茨城の方言で語ります。

     

    懐かしい昔話や地元に伝わるお話に、興味津々、聞き入る参加者。

     

    古民家昔語りは、毎月第2土曜日に開催しています。

    10時からと、11時からの各30分で、観覧無料です。

     

    ノスタルジックな農村の風景と、暮らしに触れることのできる『みはらしの里』。

    ご来園の際には、お気軽にお立ち寄りください。