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アイスチューリップの魅力

『冬の公園はお花がない?』と思われるかもしれませんが、実は冬でも美しい花々をご覧いただけます。園内の2か所では、冬の景色を彩る「アイスチューリップ」をお楽しみいただけますよ。

グラスハウス

記念の森レストハウス

 

今年のアイスチューリップのデザインや見どころについて、植物管理を担当している山田さんに聞いてみました。

今年のテーマは何ですか?

グラスハウスは「晴れやか」をテーマに、黄色や赤色のアイスチューリップを配置します。冬の澄んだ空や海の青色と補色になる色を組み合わせることで、互いの色が引き立ち、気分が明るくなるデザインにしています。
記念の森は「華やか」をテーマに、ピンク色や紫色が多いレイアウトです。今年は冬に咲くユリ「ウインターリリー」を初めて植栽します。チューリップとユリの絢爛たるコラボレーションをお楽しみください。

おすすめのフォトスポットは?

グラスハウスの暖かい室内からの景色もおすすめですが、外に設置しているネモフィラの青を基調とした扉がイチオシです!扉の中に現れるアイスチューリップと海へ続く景色は、当公園ならではのフォトスポットです。
記念の森では、「春に咲くチューリップ」と「夏に咲くユリ」が冬に見られる、摩訶不思議な世界をぜひカメラにおさめてください。

最後にメッセージをお願いします

アイスチューリップも見どころですが、冬の園内散歩もおすすめです。
冬は一見寂しそうに見えますが、たおやかな希望の季節だと感じています。
寒さに負けじと咲くロウバイやウメの可憐さ、春に向けて芽を出し始める球根や木のワクワク感など、小さな変化に気づきやすく、新たな発見ができる季節です。澄んだ空気の中、園内散策で新たな出会いをみつけてください。

 

 

早春に咲く花には黄色い花が多く見られます。これは、春にいち早く活動を始める虫たちが黄色に敏感であることが理由とされています。今回はそんな〝黄色いお花″を集めてみました。

ロウバイ
ロウバイ(ソシンロウバイ)

場所:みはらしの里
見頃:12月下旬〜1月上旬 株数:約140株

半透明でつやのある、ろう細工のような黄色いお花が特徴。甘い香りが、見る人を惹きつけます。

 

早咲きスイセン
早咲きスイセン

場所:スイセンの丘
見頃:2月下旬〜3月上旬 本数:約5万本

開花時期の早い黄色いスイセン「タマラ」を植栽。
今年は昨年の2倍ほどのスイセンが咲き誇ります。

 

寒咲きナノハナ
寒咲きナノハナ

場所:テラスハウス前花畑
見頃:2月中旬〜3月上旬 本数:約7万本

耐寒性が強く、厳寒期に咲く品種を植栽。
冬空の下を鮮やかに彩ります。

 

クロッカス
クロッカス

場所:西池周辺
見頃:3月上旬〜3月中旬

雪解けの時期に春の訪れを告げる花。
3月には黄色から紫色へと色が移ろいます。

 

サンシュユ
サンシュユ

場所:記念の森レストハウス周辺
見頃:3月上旬〜中旬

花が芽吹く前に開花するため、枝全体に黄色い花が咲き誇ります。

 

 

園内にはこんな樹木も

メタセコイア
メタセコイア

場所:メタセコイアの並木道
見頃:12月上旬 本数:26本

ウメ
ウメ

場所:西口エリア
見頃:2月上旬〜3月中旬 本数:150本

 

 

ネモフィラが咲くまでのみはらしの丘は、どのような様子でしょうか。 冬のみはらしの丘をのぞいてみましょう。

ネモフィラ11月中旬 耕うん

コキアが終わると、ネモフィラの準備をするために土を耕します。土を耕した後は、堆肥(たいひ)を混入します。

ネモフィラ11月下旬~12月中旬 種まき

ネモフィラの種まきは、延べ80人ほどで、約2週間かけて行います。20cm間隔に引いた目印となるラインに沿って手作業で種をまき、土をかぶせていきます。

ネモフィラ12月中 霜除けシート設置

種まき後、10日から2種間程で芽を出し始めますが、冬の低温からネモフィラの株を守るために「霜よけシート」を設置します。