スタッフブログ

    古民家前で「正月玄関飾り」をつくりました!

    2021/12/26

    早いもので、2021年も残りわずか。

    今日は、新年に向けた「正月玄関飾り」の制作体験イベントを開催しました

     

    会場は、昔ながらの農村風景を再現し、四季折々の暮らしの歳時記を展開している『みはらしの里』。

    古民家”奥の屋”の前庭に、お子さんから大人の方まで幅広い年代の皆さんにお集まりいただきました。

     

    つくり方をご案内するのは、公園ボランティア「みはらしの里パートナー」の皆さん。

    和気あいあいとした雰囲気の中、イベントが始まりました

     

    イベントでは、みはらしの里パートナーが稲わらで編んだしめ縄に、飾りを取り付けていきます。

    皆さんのお手元に素材が揃ったら、さっそく飾り付けがスタート

     

    装飾はどれも、昔から縁起が良いとされるものばかり。

    葉の裏が白く“心に裏表のない”「裏白」

    代々(だいだい)の繁栄を祈った「橙(だいだい)」

    幸せを掻き込む「カキ」、代々譲って子孫が続く「ユズリハ」、よろ“こぶ”「昆布(こぶ)」

     

    みはらしの里パートナーの皆さんの説明に耳を傾けながら、よいしょよいしょと楽しく取り付けていきます。

     

    吉事があるようにと願いを込めた「水引」を結んで…

    末広がりの「扇」を取り付けたら…

    立派に完成!!!

     

    最後は、完成した「正月玄関飾り」を手に持って、奥の屋前で記念撮影

     

    五穀豊穣や家内安全など、新たな年への願いが込められた“お正月飾り”。

    来る年が、皆さんにとって素敵な一年になりますように

     

     

     

    ネモフィラぬくぬく冬支度!「霜よけシート」の設置が始まっています

    2021/12/19

    みはらしの丘では、ネモフィラの種まきが完了し、早くも小さな芽が出始めています

    13日(月)からは、ネモフィラの株を冬季の寒さから守るための大切な冬支度「霜よけシート」の設置が始まりました。

     

    霜よけシートの設置は、みはらしの丘の約4.2haに約2週間かけて行います。

    丘の斜面が白いシートに覆われていく様子は、本格的な冬の訪れを感じさせます

     

    こちらは、ネモフィラの小さな芽。

    丘のあちらこちらで、ぴょこぴょこと可愛い顔をのぞかせています

    ネモフィラの発芽を確認次第、暖かいお布団を掛けるように、ふんわり真っ白なシートを設置していきます。

    今回は設置現場をのぞいてみましょう

     

    まず約2m幅の帯状の白い不織布を、斜面に沿わせながら敷いていきます。

    隣同士を少し重ね合わせて、ピンで仮止め

     

    続いて隣り合うシートの端を巻き込むように寄せ合わせて…

     

    最後にピンでしっかり固定。

     

    丘一面をきれいに隙間なく覆っていきます

     

    実はここに、美しい風景をつくるための工夫が。

    霜よけシートには、“保温性が高く植物の生育を促す”効果があるのをご存知でしょうか。

    みはらしの丘は斜面の向きや角度により生育環境が異なるため、シートの設置順により、ネモフィラの成長差をコントロールしているんです

    春に向けた開花の調整は、すでに始まっています

     

    霜よけシートは、年内には設置が完了する見込みです。

    冬空に映える真っ白なみはらしの丘をご覧いただけるのは、もう間もなくです。

     

     

     

    今年は“記念の森”で!アイスチューリップの展示がスタート

    2021/12/12

    12月も半ばとなり、いよいよ冬本番。

    園内では、冬に咲くチューリップ“アイスチューリップ”の展示が始まりました

    例年展示を行っていた「グラスハウス」の施設修繕工事のため、今年は「記念の森レストハウス」周辺にて、約1万1千本のアイスチューリップをご覧いただけます。

    アイスチューリップとは、球根を特殊な方法で冷蔵処理し、冬を疑似体験させることで、開花時期を調整したチューリップ

    気温の低い冬は花持ちも良く、長い期間お楽しみいただけるのが特徴です。

     

    開花状況は「3分咲き」。

    12月下旬にかけて徐々に花数が増え、1月上旬頃までお楽しみいただける見込みです。

     

    まるで一足早い春が訪れたような、カラフルな景色は、カフェの温かい室内からもご覧いただけます

     

    アイスチューリップを眺めながら、ほっこり寛ぎたい方には『カフェラテ(HOT/ICE・490円)』がおすすめ。

    “チューリップ”のラテアートをオーダーすると、バリスタが可愛いチューリップを描いてくれます

    一杯一杯、表情の違うチューリップ

    テイクアウトでもお楽しみいただけます

     

    森の中のウッドデッキを歩きながらお花の彩りを愛でたり、ぐっとそばまで近づいて写真を撮ったり

    赤、白、黄色、ピンクに紫…色とりどりのチューリップは、無彩色な冬の景色をポッと明るくしてくれるようです

     

    ご来園の際には、記念の森レストハウス周辺にて、心温まる景色をお楽しみください

     

     

     

    かんたん陶芸体験「ぽかぽかマグカップづくり」を開催しました!

    2021/12/5

    毎月、月替わりのテーマで楽しめる、人気のイベント「かんたん陶芸体験」。

    今月は、「ぽかぽかマグカップづくり」を開催しました。

     

    会場は、砂丘エリアのグリーン工房。

    海浜口・風のゲートが最寄りの入園ゲートです。

     

    はじめに、先生からつくり方の説明が。

    全体の流れがわかったら、作品づくりスタート!

     

    まず、型紙に沿って粘土を切り抜きます。

     

    次に、型を使って側面と底のパーツを組み合わせ、

     

    布を使って滑らかに仕上げたら、マグカップの形になりました!

     

    ここからは、みんなの想像力が発揮される時間。

    粘土で作った飾りをつけたり、

     

    スタンプを押したり、思い思いのマグカップに仕上げていきます。

     

    最後に、持ち手をつけたら完成です!

     

    個性豊かな、世界に一つだけの作品が出来上がりました。

     

    この後、作品は先生が焼き上げ、約一ヶ月後にお引取りか、着払いでの発送でのお渡しとなります。

    仕上がりが楽しみですね。

     

    かんたん陶芸体験は、毎月開催しています。

    月毎にテーマが変わりますので、詳しくはHPのイベントカレンダーをご確認ください。

     

     

    ネモフィラ準備中!みはらしの丘に“種まく人”

    2021/11/27

    みはらしの丘では、春に向けたネモフィラの種まきが始まりました

    どこまでも続いていきそうな、なだらかな稜線が美しい丘で、一列に並び手作業で行う種まき。

    季節が秋から冬へと移りゆくのを感じさせる、当公園の風物詩です

     

    種まきは、みはらしの丘の約4.2haに、延べ80人ほどで、約2週間かけて行います。

    こんなにも広大なみはらしの丘で、一体どのように種をまいていくのでしょうか

    早速、作業の様子をのぞいてみましょう!

     

    まずは、コキアの抜き取りが終わり耕運した丘に、目印となるラインを引いていきます。

    このライン、ネモフィラがきれいに見えるように、20cm間隔となっています

     

    続いて、ラインに沿って手作業で均等に種をまき、土をかぶせていきます。

    種をまく作業は、かなりスピーディー

    熟練の技が光ります

     

    こちらがネモフィラの種です

    一粒の大きさは、なんと1mmほど

    とっても小さいですね

     

    春に一面が美しく咲きそろうように、工夫を凝らして行う種まき。

    日当たりなども考慮しながら、順々にまいていきます。

     

    ネモフィラが咲くみはらしの丘(見頃:4月中旬~5月上旬)

     

    11月25日(木)から始まった種まきは、花と空と海の青が溶け合う風景を作るための第一歩。

    半年先、皆さんの笑顔がたくさん咲きますように

    想いを込めて、春の準備を進めています。

     

     

     

    「メタセコイアの並木道」が色づき始めました

    2021/11/20

    コキアの抜き取り作業が終了し、秋も深まっていく園内。

    南口「泉の広場」と「プレジャーガーデン」を結ぶ約100mの“メタセコイアの並木道”で、メタセコイアが色づき始めました。

     

    中国原産の落葉する針葉樹で、「曙杉(アケボノスギ)」とも呼ばれるメタセコイア。

     

    レンガのような色合いに紅葉するトンネルのような並木道は、思わず写真を撮りたくなる美しい風景です。

     

    南口「泉の広場」周辺は、園内では紅葉する樹木が多い、知る人ぞ知るスポット。

     

    葉っぱのグラデーションが美しいナンキンハゼ。

     

    色づき始めたイロハモミジ。

     

    紅葉の中をサイクリングするのもおすすめです。

     

    広場の一角には、「干支の巨大地上絵」に使用するコキアが。

    地上絵の公開まで、今しばらくお待ちください。

     

    並木道の反対側は、「プレジャーガーデンエリア」。

     

    無料遊具の「月と地球の広場」や、遊園地「プレジャーガーデン」で、元気いっぱい遊べます。

     

    メタセコイアの紅葉は、12月上旬頃までの見込みです。

    紅葉したあとにできる落ち葉の絨毯も魅力的。

    ご来園の際には、ぜひ、南口周辺にもお立ち寄りください。

     

     

    かやぶき古民家で、茨城弁で語る昔話に聞き入る

    2021/11/13

    みはらしの丘では、コキアの抜取り作業が終わり、春のネモフィラに向けた準備が始まっています。

    気持ちの良い秋晴れで、絶好の公園日和。

    丘の麓のみはらしの里では、「古民家昔語り」が開催されました。

     

     

    「なつかしい村の風景と活動」をテーマに、江戸時代から昭和にかけての農村風景を再現している『みはらしの里』。

    茨城県内に残されていた古民家を移築し、前面に広がる畑、背景となる雑木林と一体となった農村風景の中で、四季折々の暮らしの歳時記を展開しています。

     

    みはらしの丘から見えるのは、茨城県指定有形文化財にも指定されている旧土肥家住宅の主屋と隠居屋の2棟です。

    主屋(写真右)は、構造的な特徴や部材調査から、隠居屋より古い西暦1600年代半ば頃に建てられたと考えられ、東日本では最も古い民家のひとつとされています。

     

    2棟より少し奥、雑木林の中にたたずむのは、旧會澤家住宅(奥の屋)。

    3期にわたってつくられ、長倉村(現常陸大宮市)に山伏の家として建築されたものが、那珂市に移築され「イタノマ」などが増築。その後、土間部分が増築されて現在の姿となっています。

     

    みはらしの里では、古民家を移築するだけではなく、古民家の生活演示、農作業、歳時記にちなむ行事、地域の季節行事等も公園のボランティア「みはらしの里パートナー」の皆さんとともに行っています。

     

    今回のイベント、「古民家昔語り」は旧土肥家住宅の隠居屋で開催しました。

     

    かやぶき古民家の中は雰囲気たっぷり。

    普段は、部屋に上がれないので、イベント時は古民家を満喫するチャンスでもあります。

     

    みはらしの里パートナー「常陸みんわの会」の皆さんが、茨城の方言で語ります。

     

    懐かしい昔話や地元に伝わるお話に、興味津々、聞き入る参加者。

     

    古民家昔語りは、毎月第2土曜日に開催しています。

    10時からと、11時からの各30分で、観覧無料です。

     

    ノスタルジックな農村の風景と、暮らしに触れることのできる『みはらしの里』。

    ご来園の際には、お気軽にお立ち寄りください。

     

     

    「ハマナスで染色体験」を開催しました

    2021/11/7

    爽やかな秋空。

    常陸ローズガーデンは、秋バラの季節です。

    今日は、このバラ園の主役「ハマナス」をつかった染色体験を開催しました。

    (ハマナス約1,600株は春のみ開花)

     

    染色に使用するハマナスは、日本を代表する原種バラの一つ。

    茨城県が太平洋側自生地の南限となっており、ひたち海浜公園の海浜部にも自生しています。

    芳香のある花や、赤く熟す実が特徴的ですが、染色には根を使います。

     

    会場は、中央芝生広場休憩所。

     

    公園のボランティア「染めと織りの会」の皆さんと、ハンカチの染色にチャレンジします。

     

    まず、輪ゴムを使って布を縛ります。

    この時、輪ゴムを巻いた部分が白く残るので、仕上がりをイメージしながら、縛っていきます。

     

    軽く水で洗ったら、染液の中に。

    かき混ぜながら、20分煮ます。

     

    軽く水で洗ったら、

     

    今度は媒染液に15分浸します。

     

    最後に、水洗いして広げていくと・・・

     

    完成です!

    乾けば、上品な黄土色に。個性あふれる模様が素敵です。

    ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

     

    常陸ローズガーデンの秋バラは、11月中旬頃まで楽しめる見込み。

    秋バラは、気温が低いのでゆっくりと開花して小ぶりながらも色濃い花を咲かせるのが魅力です。

    ぜひ、ゆっくり歩いていただいて、一輪一輪の色や香りをお楽しみください。

     

     

    「常陸ローズガーデン」で秋バラがお楽しみいただけます!

    2021/10/30

    今日は晴れて、ぽかぽか過ごしやすい一日でしたね

    園内の「常陸ローズガーデン」では、今バラがお楽しみいただけます

     

    品種によって異なる色合いや香りがとても素敵なバラの花

    秋バラは、気温が低いのでゆっくりと開花して小ぶりながらも色濃い花を咲かせるのが魅力です。

    そんな花たちをいくつかご紹介いたします

     

    まずご紹介するのは「リラクゼーションガーデン」で咲いている”ラバグルート”と”アイスバーグ”です

     

    “ラバグルート”はベルベットのような質感で小ぶりな花。

    真っ赤な色が印象的ですね

     

    一方の”アイスバーグ”は、純白で樹形がしなやか。

    花びらがドレスのように美しく咲いておりました

     

    続いて「ローズレリーフガーデン」に咲く花たちをご紹介いたします

     

    淡いピンク色の花が魅力的な”ナエマ”。

    まあるく咲く姿が可愛らしく、また素敵な良い香りが特徴です

     

    また、サーモンピンクのような色合いが素敵な”ジャルダン・ドゥ・フランス”もとても綺麗。

    ゴージャスで、見ているとうっとりしてしまいます

     

    こちらは、青みのある花が綺麗な”ブルーバユー”。

    オシャレで、どこかミステリアスな、そんな雰囲気を感じます

     

    最後は、黄色がとても綺麗な”ゴールドバニー”を。

    色々な色があり、バラもこうして見てみるとカラフルですね

     

    園内のバラをお届けいたしました

    皆さまお好きな品種はありましたでしょうか

    「常陸ローズガーデン」へは、中央ゲートが最寄りですので、ご利用ください

    ゆっくりと見て、ぜひ香りも一緒にお楽しみいただけましたら幸いです

     

     

     

    コキアは見頃後半。10月下旬は「晩秋のグラデーション」に注目

    2021/10/22

    みはらしの丘のコキアは「紅葉見頃(後半)」となりました

    紅葉のピークはやや過ぎましたが、まだまだ鮮やかなコキアが楽しめるみはらしの丘。

    緑から赤へと変化したコキアは、この先、どんな色になるかご存じでしょうか?

     

    10月20日のみはらしの丘

     

    コキアは真っ赤な紅葉の後、少しずつ赤い色が抜けて、“黄金色”へと変化します。

    真っ赤なコキアが黄金コキアとなるまでの間は、日々移ろいゆく“晩秋のグラデーション”をお楽しみいただけます

     

    赤と茶色が絶妙に混ざり合った、昨年の「晩秋のグラデーション」

     

    まるで、深く暖かな色合いの、ツイード生地に包まれているようなみはらしの丘。

    鮮烈な赤一色の景色に、少しずつ赤煉瓦のような赤みの強い茶色が混ざって、落ち着いた色合いへと変化していきます。

    寒くなってきた今の時期、ホッと心が温まる景色です

     

    茶色みが増えて表情が柔らかくなった、昨年の「晩秋のグラデーション」

     

    シックな雰囲気が漂うコキアは、この時期ならでは。

    1本1本色合いが異なり、コキアが並ぶ様子を、カメラの画面いっぱいに撮影するのも面白そうです

     

    “ほうき色”といった趣の、昨年の「黄金コキア」

     

    その後コキアは、さらに赤みが抜けていき、やわらかな“黄金色”へと変化します。

    ツンツンとした枝先が夕日に透けて輝く様子は、秋の深まりを感じさせます

     

    訪れる時間や、見る角度によっても、丘の表情が違って見えてきます。

    味わい深い、晩秋の景色をぜひお楽しみください