干支の巨大地上絵
2025年の干支、「巳(へび)」をテーマにした縦32メートル×横30メートルの圧倒的なスケールの巨大地上絵が登場します。へびをテーマにしたデザインは今回が初めてとなり、刈り取ったコキアや間伐材、松ぼっくりなどの自然素材を使って制作します。
設計
制作の3ヶ⽉前から企画を進め、⼲⽀の動物であるヘビの特徴を考慮しながらデザインします。ステップ1の段階で地上絵のサイズについても検討します。
素材の準備
コキアを刈り取り、「泉の広場」で乾燥させたり、松ぼっくりを集めたりします。どれくらいのコキアや松ぼっくりが必要なのか気になりますね。コキアは約600本、松ぼっくりは約2万個を使⽤します。
制作開始
11⽉下旬になると、「⼤観覧⾞前」で、巨⼤なヘビの姿がバランスよく描かれるよう、地⾯を計測します。下絵を基にチョークでヘビの形を⼿描きします。
⾃然素材の配置
間伐材で輪郭を、コキアと松ぼっくりで模様と陰影を表現します。⼀つ⼀つの素材を並べていくことで、ヘビの体が徐々に形作られ、⽴体的で⾃然な姿となります。
仕上げと最終確認
約3週間にわたり、スタッフが細部まで丁寧に仕上げを⾏います。すべての素材が配置され、完成した巨⼤地上絵が姿を現します。
地上絵の楽しみ⽅
①近くで素材感を楽しむ
観覧⾞に乗る前にどんな絵なのか想像しながら、近くで地上絵の素材感を楽しむのも⼀興です。
②観覧⾞からの眺め
観覧⾞から眺めると、ヘビの全体像が⼀⽬で分かります。⾃然素材で作られたこの地上絵は、蛇が地⾯に⽣きているかのような印象を与えます。
③ユニークな写真を撮ろう
ヘビの⼝に⽴って「飲み込まれる瞬間」を演出したり、撮った写真を年賀状⽤にするなど、家族や友達と特別な思い出を作りましょう。
⺒年の物語
古い伝説によれば、神様が1匹の動物を競争させ、その順番で⼲⽀を決めたそうです。⺒(ヘビ)は知恵を象徴する動物として6番⽬に到着し、⼲⽀の⼀員になりました。2025年の⺒年は、成⻑や変化を象徴する年です。2025年のテーマは夢や⽬標に向かって進む⼤蛇です。この年は、再⽣と変化を象徴する年でもあります。今回の地上絵はでは、蛇の姿を無限⼤の形で表し、未来には無限の可能性があり、夢や⽬標に向かって前進し、失敗や変化を恐れないというメッセージが込められています。この地上絵を楽しみながら、新たな⼀年を迎え、⽬標や夢を叶えていきましょう。
干支の巨大地上絵 過去の作品集
2009年 『丑』
茨城県の誇るブランド牛「常陸牛」!
2010年 『寅』
悠然と構えるトラの姿を表現
2011年 『卯』
公園マスコットの「海くん・花ちゃん」
2012年 『辰』
復興と飛躍をイメージした「昇龍」
2014年 『午』
より力強く翔け抜けていく馬を表現
2015年 『未』
未来へ向けて紡いでいく親子の絆
2016年 『申』
相手を思いやる・尊重する2匹の猿
2017年 『酉』
夜明け(明るい未来)を告げる鳥
2018年 『戌』
安心して寄り添う親子の犬
2019年 『亥』
万物の最初と最後を表す「阿吽」の猪
2020『子』
福をもたらす3匹の鼠
2021『丑』
疫病退散を願う勇猛な牛
2022年 『寅』
雄々しく勇敢な虎
2023年 『卯』
天高く飛び跳ねる兎
2024年 『辰』
天から舞い降りる龍
2025年 『巳』
夢や目標に向かって進む大蛇
※ 2013年『巳』は、プレジャーガーデン工事により未実施。