ひたちの自然・砂丘エリア
砂丘エリアってどんな場所?
砂丘の地形は、久慈川から流出した砂が漂砂となり海岸に堆積し、その砂が北東風により押し上げられることにより形成されます。近年は近隣の開発等により、砂の共有が減少し、砂丘の景観や海浜植生等に大きな影響が出ています。
砂丘エリアで見られる動植物
ニッポンハナダカバチ
ギングチバチ科ハナダカバチ属
環境省・茨城県 絶滅危惧II類
環境省・茨城県 絶滅危惧II類
出現期/6〜9月
上唇が突出することが名前の由来となっている。体色は黒地に黄白の斑紋がある。
カワラハンミョウ
オサムシ科カワラハンミョウ属
環境省 絶滅危惧I類
環境省 絶滅危惧I類
出現期/6〜8月
北海道から九州にかけて分布し,河原や海岸の砂地に生息する昆虫。背面の模様と配色が独特で、砂地で保護色となる。
ハマボウフウ
セリ科ハマボウフウ属
茨城県 準絶滅危惧
茨城県 準絶滅危惧
花期/6〜8月
海岸の砂地に群生する多年草。茎は長く砂中を這い、50cm程度になる。
ナミキソウ
シソ科
茨城県 絶滅危惧II類
茨城県 絶滅危惧II類
花期/6〜7月
海岸の砂地に生える多年草。草丈は10〜40cmで、2cm程度の唇形で青紫色の花をつける。
ハマウツボ
ハマウツボ科
環境省・茨城県 絶滅危惧II類
環境省・茨城県 絶滅危惧II類
花期/6月上旬
海岸の砂地に生える1年草。茎は高さ10〜20cm。葉緑素がなく、他の植物から養分を吸収して生きる寄生植物。
スカシユリ
ユリ科ユリ属
類開花期/7月上旬~下旬
海岸の砂地などに生える多年草。弁の下方が細くなり、隙間ができて透けて見えることが名前の由来。
ハナハタザオ
アブラナ科ハナハタザオ属
環境省 絶滅危惧I類
茨城県 絶滅危惧I類
環境省 絶滅危惧I類
茨城県 絶滅危惧I類
開花時期/6~7月
海岸の砂地などに生える越年草で、高さ15~50cmの茎に直径1cmほどの紅紫色の花を咲かせる。
カワラサイコ
バラ科キジムシロ属
茨城県 準絶滅危惧種
茨城県 準絶滅危惧種
開花時期/6~8月
河川敷や海岸部の砂地などに生える多年草で、高さ30~70cmの茎に直径1cmほどの黄色い花を次々と咲かせる。