いろいろあって、面白い。冬芽を探そう!
2022/1/29
静かな冬の園内。ふと足元を見てみると、発根し春を待つどんぐりが。
寒さで生育に適さない冬の期間、樹木は葉を落とし休眠して過ごしてます。
そんな時に、ぜひ注目してほしいのが「冬芽」。
春に葉や花や枝になる芽が小さくまとまっている冬芽は、樹種によって様々です。
今回は、そんな樹木の冬芽を、園内で探してみました。
最初の写真のドングリの木、コナラの冬芽がこちら。
頂芽の周りに、頂生側芽と呼ばれる側芽が集まっています。
こちらはクリの冬芽。
少し丸くて、クリの実と形が似ています。
こんな、モフモフしてたものも。
こちらは、コブシの冬芽です。まるで、コートを着ているみたい。
褐色の毛にびっしりとおおわれているのは、ヤマウルシの冬芽。
葉っぱが落ちたあとの「葉痕」もハート形で可愛い♡
ただし、敏感な方は、近づくだけでかぶれることがありますのでご注意ください。
同じく、かぶれにご注意のヌルデ。
冬芽は、黄褐色の軟毛に包まれています。
葉っぱの形がそのまま出ているムラサキシキブの冬芽。
星状毛におおわれて、冬の寒さから守られています。
枝に薄い板のような翼のつくニシキギ。
頂芽の両側には頂生側芽がつきます。
芽鱗の先がやや外側に開くヤマザクラの冬芽。
蕾はまだまだ固く、春はもう少し先ですね。
一方、「みはらしの丘」では、少しずつ春の準備が始まります。
冬ならではの、白い丘が楽しめるのは、明日(1/30)まで。
1月31日(月)から霜よけシートをはずし始め、いよいよ春の準備が本格化してきます。
公園内施設点検等のため、2022年1月31日(月)~2月4日(金)の5日間を休園とさせていただきます(2/1は通常の休園日)。
※例年、2月の第1月曜日からその週の金曜日までが施設点検等のための休園日となります。
休園期間あけには、白い丘から、緑の丘へと模様替え。
ネモフィラの花咲く、春の足音が遠くから聞こえてきそうです。