スタッフブログ

    《夏の花情報》『砂丘エリア』では、スカシユリが咲いています。

    2025/7/9

    空の青さが真夏の到来を感じさせてくれますね

    『砂丘エリア』では、鮮やかなオレンジ色の花、スカシユリをご覧いただけます

     

    スカシユリはユリ科ユリ属で、海岸の砂地などに生える多年草

    花弁の下方が細くなり、隙間ができて透けて見えることが名前の由来です

     

    花びらの間に隙間があり、雨水が溜まらずに落ちる構造を持つユリの花

    夏の強い日差しの中でも、たくましく生きる姿は力強さを感じますね

     

    当公園では、ボランティアの「野生植物パートナー」が、砂丘の保全活動に取り組んでいます

    スカシユリは保護活動が無ければ、いずれは絶滅してしまう可能性がある希少な植物です

    スカシユリ球根植え付けの様子

    スカシユリ播種の様子

    人の手により大切に守られてきたのですね

     

    貴重な植物の保護や増殖などの活動に、参加してみませんか

    ぜひ興味がありましたら、「ひたち公園管理センター(TEL:029-265-9001)」までお問い合わせください

    皆様とともに、大切な動植物を守ることができましたら幸いです

    「野生植物パートナー」についてはこちら

     

    スカシユリは、7月中旬までご覧いただける予定です

    ぜひこの機会に、砂丘を彩る美しい花の姿をご覧ください

     

     

     

    《夏のスポット情報》夏に公園で何して過ごす?

    2025/7/2

    空の青さが真夏の到来を告げているようですね

    皆さまは夏休みの計画は立てましたか

    当公園には、のびのびと身体を動かせる『林間アスレチック広場』に、『バーベキュー広場(※要予約)』と、夏を満喫できるスポットがあります

     

    自然の中で、体を楽しく動かしたい時に、ピッタリな『林間アスレチック広場』

    木々が多く木陰があるので、夏でも比較的涼しく過ごせるのもポイントです

     

    『バーベキュー広場』から見ると、同じ森の南側に、15種類のアスレチック遊具が設置されています

     

    それぞれの遊具には、「恐竜の背渡り」「ターザン砦」「へそ曲がりラダー」などユニークな名前がついており、子どもたちに大人気の施設です

    「恐竜の背渡り」

     

    対象は、主に小学校低学年ぐらい

    山あり谷ありのアスレチックは、バランスを取ったり、全身を使って楽しめる仕掛けが満載です

    ゴールしたら笑顔でハイタッチ友達と、家族と挑戦してみてくださいね

    途中でこまめな水分補給を心がけながら、熱中症には十分に気をつけて、楽しく遊びましょう

     

    また、お昼は夏らしくバーベキューを楽しむのも良いですね

    当公園の『バーベキュー広場』は公園で最も海に近い入口、「海浜口」からすぐの、松林が木陰を作るベストスポット

     

    家族、仲間同士、職場レクレーション等、爽やかな潮風と緑の松林の中でのアウトドアクッキングをお楽しみいただけます

     

    予約制となっておりますので、事前にスケジュールを決めて、以下特設ページの「バーベキュー施設予約」からご予約くださいね

     

    バーベキュー広場について

     

    暑い時期にピッタリな『林間アスレチック広場』で、体を動かす爽快感と日常から離れたリラックスを体感

    そして、アスレチックを満喫した後には、バーベキューで身も心も満たしましょう

    最高に美味しく、楽しい夏を公園で堪能ください

     

     

     

    《初夏の花情報》コキアが丘に届くまで

    2025/6/23

    この時期、紫陽花などの花々を見ると、心晴れやかになりますね

    前回のブログでは、コキアの植え付け準備をご紹介しましたが、今回はいよいよ、植え付け作業に密着

    作業の工程からスタッフのやりがい・苦労話など、現場の”生”の声を届けます

     

    晴れたり曇ったりと、梅雨入りが迫る昨今

    『みはらしの丘』に行くと、少しずつ夏の景色へと衣替えが進んでいました

    (6月5日時点の『みはらしの丘』の様子)

     

    作業をしているスタッフがいたので、近くへ行って見ると、コキアの苗を発見

    丘ではなんと、「コキア」の植え付け作業が、もうすでに始まっていました

     

    そもそも「コキア」は、ヒユ科ホウキギ属、ユーラシア大陸の乾燥地帯原産の一年草

    当公園では、オリジナル品種の”ルージュ”を植栽しています

    (コキアの苗)

    ふんわり丸く育つのが特徴で、最初はこんなに小さく細長いがやがて、まるまると育っていきます

    小さな苗が大きく育っていくのは、植物のパワーを感じますね

     

    さて、コキアはどんな工程で植えられていくのでしょうか

    (植栽するコキアの苗が並ぶ園路脇)

     

    『みはらしの丘』では、春にはネモフィラ、夏から秋にかけてコキアを植栽しています

    同じ場所に植えるため、まず土壌を掘り起こす作業からスタート

    (一部エリアの土壌改良作業中の丘の様子)

     

    例年、コキアの植え付け作業は、6月上旬~中旬にかけて始まります

    梅雨の合間を縫っての作業になるため、天候を確認しながら、スタッフ同士で役割を分担して作業を進めていきます

     

    掘り起こした土は、人の手でならしてふかふかに仕上げます

    その後、コキアが綺麗に見えるよう、丘全体を見ながら植栽場所を決めていきます

    (土にラインを引く作業の様子)

    美しく見える景観にするには、生育環境を整えることはもちろん、植栽場所も重要に

     

    そして、植栽の際にはちょっとした工夫も…

    (専用の器具を使用して、70㎝間隔に区切る作業)

     

    コキア同士が重ならないように、70㎝間隔に”しるし”を付けていきます

     

    その後、苗を植える穴を掘るのですが、これがなかなかの力仕事

    (スタッフ同士確認しながら穴掘り)

    この時期、少しずつ気温が上がってくるので、暑さ対策も重要になります

    スタッフは、こまめに水分補給しながら、作業を進めていました

     

    近くで見ると、穴はしっかりとした深さ

    苗をしっかり支えるためには、十分な深さが必要なのです

    (穴は思っていたより深さが!)

    ここからいよいよ植栽作業へと移っていきます

    コキアの植え付けで重要なのは、成長したコキアが丘全体で「美しく大きな波のうねり」のような景色となるよう、植えていくことです

    (コキア植え付けの様子)

     

    それでは、植え付け作業の流れを詳しくご紹介します

    長雨で苗が流れないよう、一つ一つ、グッと力を込めて植えていきますよ

    ポットからそっと苗を外したら

    優しく苗を持って

    丁寧に苗に土を被せていきます

    「どうかな?」と苗の様子を見るスタッフ

    きちんと植わったことを確認したら次へ進みます

     

    一見簡単に見えるかもしれませんが、熟練の技があるからこそ、スムーズに植えられるのですね

     

    「秋の景色まで成長を見るのが楽しみなんです。」と、スタッフは言います

    所々で見られる笑みに、こちらまで嬉しい気持ちになりました

    自ら植えた苗が、やがて絶景を創り出す。まさに”喜び”そのものですよね

    日々のスタッフの笑顔が、きっとコキアの元気に繋がっているのでしょう

     

    植栽後は、水を撒いていきます

    スタッフは、広範囲に水が行き渡るよう、苗と苗の間をくまなく移動します

    移動しながら水を撒くと、均等に水分を届けられるのです

     

    暑さの厳しい夏でも、水分をしっかり保てるように調整するのは大変なこと

    天気との兼ね合いもあるので、雨の翌日は特に念入りに苗の様子を見たりと、見極めが大切です

    ここからは、コキアのパワーを信じて成長を見守っていきます

     

    数日後、再び『みはらしの丘』へ様子を見に行くと、たくさんの苗がずらりと並んでいました

    スタッフの愛情がたっぷり込められた、この景色

    コキアも喜んでいそうですね

     

    今年も皆さまと一緒に、成長を見守っていきたいと思います

    公園公式SNSでも、コキアの植え付け作業の様子を動画でお届けしていますので、ぜひご覧ください

    引き続き、最新情報をお伝えしますので、ブログの更新をお楽しみに

     

     

    《希少な植物特集》ハナハタザオがご覧いただけます

    2025/6/12

    初夏の日差しが心地よく、日ごとに夏の気配を感じるようになりましたね

    『砂丘エリア』では、小さな紅紫色の花を咲かせる希少植物「ハナハタザオ」がご覧いただけます

     

    ハナハタザオは、絶滅が危惧される植物で、環境省レッドリスト(2020)・茨城県版レッドデータブック(2012)では絶滅危惧Ⅰ類に指定されています

    ごく近い将来、野生での絶滅の危険性が極めて高い希少な植物

     

    そんな希少植物を守るために、当公園では公園ボランティアの「野生植物パートナー」が、日頃からハナハタザオの保全活動を行っています

    活動では主に、開花株数調査や圃場(ほじょう)での育成、増殖活動など、砂丘環境を守るための取り組みを行っています

    様々な人の手によって、この環境が保たれているのですね

     

    また、ハナハタザオは、「旗竿のように 1 本茎で立ち、きれいな花を咲かせること」が名前の由来となっています

    淡い紫色の花がまとまって咲いて、まるで小さなブーケのよう

    開花は、例年7月中旬頃までの予定ですので、お早めにご来園くださいね

     

    ここで、ハナハタザオをもっと知りたい皆さまに朗報です

    6月15日(日)に、野生植物バートナーによる特別ガイドツアーを開催します

    砂丘エリアに咲く希少な植物を実際に見ながら、植物と環境のつながりや、保全活動について説明します

    ぜひこの機会に、お楽しみください

    イベントの詳細はこちら

    皆様のご参加、お待ちしております

     

     

     

    《初夏の花情報》コキアの準備が始まっています

    2025/6/9

    6月とは思えないほど暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか

    『みはらしの丘』では、コキアの植え付け準備が始まっています

     

    丘に向かうと、コキアが植栽される土をならす作業から行われていました

    土がふわふわとしていそうですね

    『みはらしの丘』のまっさらな景色は新鮮で、丘もリフレッシュしているように見えます

     

    その後、作業は以下のように進んで行きました

    しるしをつけていきます

    しるしをもとにシャベルで穴を掘り

    穴に肥料を入れていきます

    コキアの苗が入る穴が空き、これから植え付け作業が始まります

     

    実は、コキアの苗は手に乗るくらい(約15㎝ほど)小さいのです

    すくすくと成長して、また今年も秋までの景色が楽しみですね

     

    公園は少しずつ、夏の準備が進んでいます

    ぜひ”今”しかみることができない、園内の景色をお楽しみください

     

     

     

    《初夏の花情報》カリフォルニアポピー(バレリーナ)が初登場!

    2025/6/4

    6月も始まり、天気の変わりやすい日々が続いていますね

    『大草原西花畑』では、カリフォルニアポピー(バレリーナ)が初登場しました

     

    「バレリーナ」は、軽やかなフリル状の花びらが特徴の品種

    風に揺られる花姿は、名前の通りまるでバレリーナのような可愛らしさがあります

     

    オレンジやクリーム色の柔らかい色が重なり合い、華やかですね

     

    これまでオレンジ一色のカリフォルニアポピーでしたが、今年から「バレリーナ」へと植栽を変更

    『大草原フラワーガーデン』のシャーレーポピーとのつながりを持たせて、今の花畑になりました

    今まで一重咲きの花だけでしたが、八重咲きもあり、ボリュームのある花々にも注目です

     

    また、花畑沿いにはサイクリングコースもあるので、移動しながらお楽しみいただけます

    公園の景色を見ながら、風を切って走るのも心地よいですね

    サイクリングコースは、自転車専用道路となりますので、ご注意くださいね。)

     

    毎年少しずつ変化する公園の景色

    カリフォルニアポピーは、8日(日)までお楽しみいただける予定です

    ぜひ、お気に入りの場所を探して、季節の移り変わりを感じてみてください

     

     

     

    《初夏の花情報》香りのバラ特集

    2025/5/21

    心地よい風が吹き抜け、過ごしやすい気温になってきましたね

    『常陸ローズガーデン』ではバラが見頃を迎え、賑わっています

    今回は”良い香りバラ”たちをご紹介します

     

    最初に登場するのは、「桃香」と書く、明るい桃色のバラ

    外側の花弁がほんのり濃く桃色に染まり、花立ちが多く見ごたえがあります

    甘いフルーティーさと、柑橘系のフレッシュな香りがお楽しみいただけます

     

    続いては「芳純」という、華やかな花姿が魅力的のバラ

    ほのかなサーモンピンク色の花が綺麗です

    香りのバラの代名詞といわれるほどの芳香を持ち、ダマスク系の甘い香りの中に、かすかに香る柑橘系フレッシュな香りが特徴です

     

    さらに、花びらが波打つような花姿が特徴の、濃いピンクの「シェエラザード」

    名前の由来は、アラビアンナイトのヒロインからきたそう

    ダマスク系の甘い香りと、スパイシーな香りが特徴です

     

    最後は「ティップントップ」という、リズミカルで可愛らしい名前の花

    名前の由来は、オレンジジュースを使ったカクテルからきたそうです

    色合いにピッタリですね

    爽やかな柑橘系の香りで、リフレッシュ間違いなし

    花びらがギュッと集まって咲く姿は、まるでドレスのような美しさがありました

     

    どの花もそれぞれに、個々の魅力がありますね

    この機会に、お気に入りの香り探しに出かけませんか

     

     

     

    《初夏の花情報》シャーレーポピーが見頃です

    2025/5/21

    若葉が、より深い青葉へと変わる季節になりました

    当公園の『大草原フラワーガーデン』では、赤やピンクのシャーレーポピーが見頃を迎えています

     

    シャーレーポピーはケシ科ケシ属で、ヨーロッパ中部を原産とする一年草

    細い茎の先に、和紙のような繊細で色鮮やかな赤や桃色の花を咲かせます

     

    和名はひなげし、別名はコクリコや虞美人草(ぐびじんそう)、アマポーラなどがあります

    1つの花に様々な名前があるなんて、面白いですね

     

    ガーデン内では、今年から新たなフォトスポットとして赤い扉も設置されており、記念撮影にピッタリ

     

    来園されたお客様も、楽しそうに撮影をされていました

     

    また、『大草原フラワーガーデン』は、全長約13kmのサイクリングコース「ぴょんぴょんサークル」の付近に位置する花畑です

    シャーレーポピーは、サイクリングコース沿いの両側に植栽されているので、自転車に乗って、普段とは違う目線でお花を楽しむこともできます

    サイクリングコースは、歩くことができません。ご注意ください

     

    一面に広がる花々の景色を、ぜひこの機会にご覧ください

    皆様のご来園をお待ちしております

     

     

     

    《飲食》大切なコーヒーをお届けするために【後編】

    2025/5/16

    『記念の森レストハウス』で作られている、大切なコーヒー

    前回(4/10の記事)は、日々の作業やコーヒー豆の状態を見る「メッシュ調整」のお話でした

    今回は、カフェラテができるまでをお届けします

    …とその前に、今回使用した豆をご紹介します

    茨城県で有名なコーヒー店『SAZA COFFEE』にて、オリジナルでブレンドしてもらっている「ネモフィラブレンド」です

    爽やかで飲みやすく、ミルクとの相性も抜群

    公園でしか味わうことの出来ない特別なコーヒーとあり、気になりますね

    ネモフィラブレンド

    実際の豆はこんな感じ

    (すぐに味わいたいメニュー表のコチラをぜひチェックしてみて

    ケニアとコロンビアの豆が味わい深く、美味しい一品です

    それでは、皆さまお待ちかね、カフェラテの作業にいってみましょう

    前編でお伝えした、大切な「エスプレッソ」作りから始まります

    ①エスプレッソを抽出する

    ②スチームできめ細やかな泡のミルクをつくる

    ③エスプレッソとミルクを混ぜ、アートを描く

    (アートを描くのは難しく、お客様に喜んでもらえるように頑張っていますbyスタッフ)

    ④ラテの完成

    やっと、完成までたどり着くことができました(ブログ担当者が試飲してみましたが、お味は最高でした

    エスプレッソのおかげで、様々なコーヒーが楽しめるのですね

    (エスプレッソの大切さに、思わず一枚撮影)

    コーヒーを淹れる際に最も大切なのは、最高の風味を引き出すこと

    コーヒーもその日によって、色々な顔があり、一つ一つの作業の大切さを痛感しました

    本格的なコーヒーを楽しみながら、心までも豊かにしてくれるひとときを過ごしていただけますと幸いです

     

     

     

    《花情報》『BMXコース周辺花畑』でヤグルマギクが見頃です

    2025/5/14

    連休も終わり、少しずつ暑さを感じる日が増えてきましたね

    『BMXコース周辺花畑』で、ヤグルマギクが見頃を迎えています

    大観覧車を背に、小さな花々が青空に映えて綺麗ですね

     

    ヤグルマギクはキク科ヤグルマギク属で、ヨーロッパを原産とする一年草です

    高さは40100cmほどで、青・白・桃・赤色など、色とりどりの花が楽しめる魅力です

     

    特に青色花は、最高級のサファイアの濃い青色として「コーンフラワーブルー(ヤグルマギクの青)」と表現されるほどの美しさを誇ります

     

    スッと伸びた茎の先端に咲かせる花は、小ぶりながらも風に揺られて心地よさそうでした

    この機会にぜひご覧ください

    皆様のご来園をお待ちしております