ネモフィラの種まきが始まりました

2020/11/15

すっかり涼しくなり、外出時に上着が手放せない季節になりました。
落葉樹の色づいた葉がひらひらと舞い、園内では植物たちの冬支度が始まっています



コキアのシーズンを終えたみはらしの丘では、早くも春に向けたネモフィラの準備がスタートしています

 

まるで絵画の「種まく人」を思わせるように、広大な丘一面に種をまいていく様子は、当公園の晩秋の風物詩。
今日は、ネモフィラの種まきの様子をご紹介します。


まず、耕耘した丘の上に、約20cmの等間隔に目印となるラインを引いていきます。

 

そのラインに沿って手作業で種を蒔き、土をかぶせていきます。

 

約4.2haの広大な面積に、約2週間かけて種をまいていきます。

 

ちなみに、ネモフィラの種の大きさはこのくらい
こんなに小さいんですね

 

ネモフィラは、種をまいてから10日から2週間ほどで、芽を出し始めます
その後は、発芽したネモフィラの株を冬季の低温から守るために、丘一面に白い「霜除けシート」を設置。
冬の間は、まるでゲレンデのように一面が真っ白に染まった「みはらしの丘」をご覧いただけます

冬のみはらしの丘

 

実は今年の春、みはらしの丘ではネモフィラの植栽面積を3.5haから4.2haに拡大しました。

青く美しい、なだらかな稜線が連なる大パノラマの風景をご覧いただける見込みでしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休園となり、お客様にお越しいただくことが叶いませんでした。


来春こそ、青く染まった丘が空に溶けてゆくような美しい風景を、現地で皆様にお楽しみいただけますように。
春に向けて、想いを込めて準備を進めてまいります。