《希少な植物特集》ハナハタザオがご覧いただけます
2025/6/12
初夏の日差しが心地よく、日ごとに夏の気配を感じるようになりましたね。
『砂丘エリア』では、小さな紅紫色の花を咲かせる希少植物「ハナハタザオ」がご覧いただけます。
ハナハタザオは、絶滅が危惧される植物で、環境省レッドリスト(2020)・茨城県版レッドデータブック(2012)では絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。
ごく近い将来、野生での絶滅の危険性が極めて高い希少な植物。
そんな希少植物を守るために、当公園では公園ボランティアの「野生植物パートナー」が、日頃からハナハタザオの保全活動を行っています。
活動では主に、開花株数調査や圃場(ほじょう)での育成、増殖活動など、砂丘環境を守るための取り組みを行っています。
また、ハナハタザオは、「旗竿のように 1 本茎で立ち、きれいな花を咲かせること」が名前の由来となっています。
淡い紫色の花がまとまって咲いて、まるで小さなブーケのよう。
開花は、例年7月中旬頃までの予定ですので、お早めにご来園くださいね。
ここで、ハナハタザオをもっと知りたい皆さまに朗報です。
6月15日(日)に、野生植物バートナーによる特別ガイドツアーを開催します。
砂丘エリアに咲く希少な植物を実際に見ながら、植物と環境のつながりや、保全活動について説明します。
ぜひこの機会に、お楽しみください。
皆様のご参加、お待ちしております。