スタッフブログ
アイスワールドが12/22~リニューアル!
2012/12/21
プレジャーガーデンにある“-30℃の世界”を体験できる「アイスワールド」が、
明日12月22日(土)、外装・内装を新たに、リニューアルオープンします!
暑い夏なら入りたいけれど、冬で寒いのにさらに寒い所に入るのは……
と、思われる方が多いかと思いますが、
「出て来た時に外が温かく感じられる。それが、冬のアイスワールドの売りです!」
……そんなアイスチューリップの気持ち体験、のような楽しみ方がアイスワールドにあったとは。
以前よりもLEDを増やし、イルミネーションをメインにした今回の内装。
白い世界に青く赤く輝く光は幻想的で、屋外でのイルミネーションとはまた違った魅力があります。
氷や木々の間にみえる動物たちも可愛らしい。
「キツネの顔はどれも違うんですよ」 と教えてもらったので、1匹1匹見てみると、確かにみんな違う顔です。 私は『左側の3番目の子』が一番カワイイと思うのですが、皆さんはどうでしょうか?
小さなプレジャーガーデン?みたいなジオラマが展示されている所もあります。
ひたち海浜公園に実際にある乗り物や建物がいくつ見つかるか、探してみてください。
幻想的なイルミネーションの締めくくりは、光のトンネルです。
『シロクマくんと雪合戦』
シロクマくんに雪玉(ボール)を投げて遊ぶミニゲームです。
小さい子が遊べるんだ、簡単だろう……と思って投げてみたのですが、これが結構難しい。
ボールが入ると、なんだかとても達成感が。
ぜひチャレンジしてみてください。
さて、イルミネーションと寒さを堪能して、温かい?外へ……―
外に出てもやっぱり寒い方は、大草原やサイクリング、古民家で体を動かしたり、
園内各所にあるほかほかの食べ物で温まってください。
他にも、“ファミリー・バナナ・コースター”もリニューアル、
乗物サウンドシステムが明日12/22(土)から登場!
おさるの「浜風はまかぜ」がバナナトロッコに乗っているみんなを案内してくれますよ!
「浜くん」と一緒にドキドキ、ワクワクの音楽の旅へ出発しよう!
(ひたち公園管理センター 広報チーム)
生きている化石!? メタセコイア
2012/12/6
メタセコイアは中国原産で、日本では北海道から九州までの庭園・公園に植栽される落葉高木です。「アケボノスギ」という和名が付けられたのですが、あまり定着せず、属名をそのまま読んでメタセコイアと呼ばれています。
樹形は針葉樹の仲間らしく端正で美しく、秋には紅葉して、レンガ色になった葉とともに、側生する小枝ごと落下する落葉針葉樹です。
「メタセコイア」は「生きている化石」!?
その昔、日本の植物学者である三木茂博士が発見した化石は「メタセコイア」と名付けられ、絶滅した種とされていました。その後1943年に中国揚子江の奥地で生きているメタセコイアが発見され、「生きている化石」として話題になりました。日本にも300万年から100万年前頃まではたくさん分布していたようです。
可愛らしい形をした木の実はクラフトに利用することができます。当公園では、南口・赤のゲート近くに「メタセコイアの並木道」があります。
余談ですが、並木道の両脇に、12月ですが赤と白のバラがひっそりと咲いています。
ぜひ見つけてみてください。
(広報チーム)
この実なんの実?気になる実…!?
2012/12/2
おや?
この実は何の実でしょうか…??
正解は…
“イチゴノキ”の実です。
イチゴノキとはツツジ科アルブツス属の常緑広葉樹、低木。
アイルランドなどの南ヨーロッパが原産地です。
白やピンクの小さな花を房状に咲かせ、花が終わると、ほぼ一年かけてイチゴのような果実が実ります。
赤・白・ピンクと、まるでワインのようですね。
秋ごろに黄緑色の果実が付き、最終的には赤色に熟します。
花の時期と去年の果実の時期とが重なり、花と果実が同時に目を楽しませてくれます。
果実は食用になり、ジャムや果実酒に利用できます。(あまり美味しくないという噂も…)
英語表記でそのままストロベリーツリー〝strawberry tree〟ともいい、別名“西洋ヤマモモ”や“クマラ”ともいわれます。
ひたち海浜公園では砂丘エリアの『ロックガーデン』に数本植えられています。
公園にいらした際はぜひ探してみてください。
黄色の実、赤の実、白の花、赤の花、全部同時に見ることができますよ。
(広報チーム)
公園で紅葉狩りっ!
2012/11/25
南ゲート付近で“イロハモミジ”などの木々が綺麗に色づいています。
数は少ないのですが、この辺りは公園で唯一広葉樹の紅葉が楽しめるスポットでもあります。
サイクリングを楽しみながらも楽しめます。
晴れた日に下から上を見上げると、光が透けてとっても綺麗です。
黄色、黄緑、オレンジ、赤… とグラデーションが美しい。
紅葉する樹木の代表ともいえる“モミジ”
“イロハモミジ”は別名イロハカエデ。京都の紅葉の名所である高雄にちなみ、タカオモミジともよばれる。和名は、7裂する葉の裂片を、「いろはにほへと」と数えることに由来するといわれる。属名Acerは「裂ける」の意で、葉が切れ込んでいるようすから。
コキアの紅葉から早一か月が経ちました。茨城では今が広葉樹の紅葉真っ盛り。
ゆっくりと公園内を散策しながら、わずかですが紅葉狩りをしてみてはいかがでしょうか?
(広報チーム)
収穫の秋
2012/11/17
一か月ほど前になりますが、ひたち海浜公園も実りの秋を迎え、ボランティアの皆さんと、ささやかですが収穫の秋を楽しみました。
まずは茨城の代表的な味覚“栗”。栗は縄文時代から野山の代表的な食糧。茹でたクリを鍋で皮の表面が少し焦げるぐらいまで炒って、食べると焼き栗の様な濃厚な味になります。私はこの食べ方が好きです。
さて、公園の中には秘密の花園ならぬ秘密の水田があります。未開園エリアの『沢田湧水地』の奥の『茨城県港湾保全区域』の中ですが、昭和50年ごろまで耕していた水田の跡です。
たかだか30㎡ぐらいですが、公園ボランティアさんたちと今年の春開墾し、沢田湧水の水を引いて田植えをしました。もち米の黄金もちです。
水田が出来たのが6月、稲刈りは10月11日、植えるのも刈るのも遅くなってしまいました。これでは本職の農家の方に笑われてしまうかもしれませんね。刈り取った稲は古民家の前に、おだ掛けをしました。実りの秋を感じられるワンシーンでした。
(管理センター長 玉木)
ソバの収穫
2012/11/5
今秋、みはらしの里で咲いていたソバの花も実り、収穫の期に来ています。
※写真はすべて11/5(月)撮影
現在、古民家前でおだ掛けをし乾燥させています。
ソバの品種は茨城の“常陸秋蕎麦”。冬のイベント等で登場する予定です。
お楽しみに。
(広報チーム)
ボランティアまつり開催しました!(その1)
2012/10/25
***
10月21日、海浜公園開園以来初となる「第1回ボランティアまつり&都市緑化祭」を開催しました。
海浜公園では、市民が公園ボランティアとして公園の管理運営に参画できるしくみとして、パークパートナー制度を推進しています。この制度のもと、パークパートナーと呼ばれるボランティアのみなさんが、それぞれの関心や技能に応じてグループを組織しており、その登録者数は400名を超えています。
ボランティアまつりでは、それぞれのグループが様々な趣向を凝らした出展をして、お客様をお迎えしました。
それでは、各パートナーグループごとに、当日の様子を少しずつご紹介しましょう。
●ハーブパートナー
●記念の森パートナーズ
●野生植物パートナー
●里山パートナー
●砂丘美化パートナー
●パークアテンダントガイドボランティア(その2にて紹介)
●みはらしの里パートナー(その2にて紹介)
まずは開会式の様子です。ボランティアのみなさんと都市緑化祭関係のみなさんが集結しました。(大勢すぎて写真におさまりません・・)
*****
●ハーブパートナー
「香りの谷」で育てたハーブを使ったミニブーケ作りとサシェ(香り袋)作り体験は大盛況!用意したドライハーブはあっという間になくなってしまいました。
●記念の森パートナーズ
形も色も様々な葉っぱを自由に組み合わせて、オリジナルのしおり作り体験を行いました。こちらも大賑わい!ボランティアのみなさん大忙しです。
ハーブパートナーと記念の森パートナーズは、園内の花風景の創出に関わっているグループです。
*****
●野生植物パートナー
都市緑化祭の恒例「公園検定・都市緑化検定」コーナーは、野生植物パートナーが担当しました。園内の植物を主題材にした問題は難しいと思いきや、パネル展示がしっかり役にたち大勢の方が満点の賞状を手にしていました。
●里山パートナー
里山パートナーは、自分たちが保全活動を行っている里山林のガイドツアーを行いました。初めてのお客様は迷子になりそうな広大な里山林ですが、ボランティアのガイド付きなら安心です。里山の入り口で、トレインに出会いました。
野生植物パートナーと里山パートナーは、園内の貴重な野生植物およびその生育環境の保全や管理等に関わる活動を行っています。
*****
●砂丘美化パートナー
砂丘美化パートナーは、昨年12月から活動を開始した新しいグループです。湿地保全のために、水田づくりを行い、今年初めて収穫した稲をボランティアまつり会場の一角で脱穀しました。
ボランティアのみなさんが、足踏み脱穀機を使って稲を脱穀していると、途切れることなく人だかりができ、懐かしい!という声があちらこちらか聞こえていました。
(企画2課)
コキアの堅い話
2012/10/22
「コキア」はアカザ科ホウキギ属の植物で和名は“ほうき草”といいズバリほうきを作る事に由来しています。原産はヨーロッパの荒れ地に育つ雑草です。日本には中国より食用として渡来しました。ヨーロッパの古い時代の物語に出てくる魔女がのって夜な夜な空を飛ぶ箒がこれで作られたものです。ひたち海浜公園のコキアは特別に丸くて大きくなる品種であり、緑色が10月に入ると赤くなるシステムはカエデが紅葉するのと同じです。
冬が近つくと気温が低くなり、根の吸水作用が弱まります。一方、空気が乾燥し、葉からの蒸散作用がしやすくなります。落葉系の植物は葉柄の基部や茎の部分に離層を作り水分や養分が失われることを防ぎます。そのため葉で作られた糖分がたまってゆき、紅色の色素が作られます。植物の本来の緑色は、クロロフィルが植物の活動が止まると共に緑色が消えて紅色が残ります。黄葉も同じ原理です。なぜ日本人は紅葉が好きなのでしょうか。
これは私が中国の湖南省の農村を昨年の8月の下旬に旅をした時に分かりました。埃っぽい農家の庭先にトウモロコシの黄色と唐辛子の赤色が、何処までも何処までも干してあるのです。
その風景を見て全く違和感を感じませんでした。日本人も頭の中にこの中国の自然感がきっと生きているのだと思います。
日本の皆さん、見頃のピークは過ぎましたがまだ楽しめる、ひたち海浜公園のコキアをお早めに見に来て下さい。この日本人の感性に感動しましょう。
ちなみに下は“都市緑化フェアTOKYO” 日比谷公園会場のコキアたち。
ひたち海浜公園からやって来たコキアで作り上げた世界地図(~10/28まで展示)
ビルの上から撮りました。
自称ユニークな、私でございます。
(管理センター長 玉木)
コキアの丘になるまでに…
2012/10/17
今でこそコキアの名勝となっている“みはらしの丘”ですが、立派な丘になるまでには長い道のりがありました。
現在、花々が美しく咲くこの公園がある場所は、かつては日本軍水戸東飛行場があり、終戦後は米軍により射爆撃場として使われていました。
射爆場での演習風景
誤爆や騒音に苦しめられた地元住民を中心とした十数年にわたる返還運動により、昭和48年3月に日本に返還されました。その後、「平和の象徴として公園を整備したい」という地元の強い思いにより、『国営ひたち海浜公園』が誕生することになりました。無数の爆弾や銃弾が撃ち込まれた標的の跡は、今では花いっぱいの丘に生まれ変わりました。
建設中に発掘された不発弾
みはらしの丘は、米軍の水戸射爆撃場のメインの的があった場所に人工的に整備された高さが30mの丘です。使用した残土は大型トラック20万台分、約25年かかって造成しました。丘には3つの頂上があり、一番高い頂上は標高58mで、ひたちなか市の最高地点です。
造成工事中の「みはらしの丘」 平成13年空撮
当時は、秋の「みはらしの丘」は、コスモスが一面に広がっていました。秋の花を代表するコスモスの丘にコキアが加わったことにはある理由があります。
コスモスだけの「みはらしの丘」2005年撮影(2006年そよかぜ通信秋号)
太平洋岸に位置するひたち海浜公園は、砂丘や松林中心の特色ある自然環境を活かしつつ整備された公園です。「紅葉する木々が少ない園内で、季節の移ろいを感じてほしい」、当時の担当者は、紅葉して形も可愛らしい一年草のコキアに着目。2年間の試験植栽を経て、2007年から一般公開されました。
試験植栽 2005年
コキア一般公開初年度 2007年
夏から秋にかけての暑さや台風は、植物の状態を大きく左右します。コキアの紅葉とコスモスの開花時期を合わせるため、これまで培った経験をもとに様々な工夫をしてきました。
そして、今年で6年目を迎えた秋の「みはらしの丘」には、満開のコスモスと真っ赤に紅葉したコキアが広がっています。
見頃は今週末(21日ごろ)まで続きます。来週からは徐々に赤から茶色のグラデーションに変わっていきます。コキアは緑から赤、茶色へと変わる七変化がお楽しみいただけるのも特徴だと思います。茶色のコキアも趣があって私たちは好きです。11月に入ると刈取りが始まります。ぜひ、この立派に育ったコキアたちを見に来てください。早目のご来園をお奨めいたします。
千紫万紅の景色をご覧ください。
(広報チーム)
風になびくススキの丘
2012/10/10
おや? これは丘の斜面を埋め尽くすススキの丘?
海風を受け、太陽の光を受けキラキラと輝く様子は水面(みなも)のようです。 見慣れない風景ですが、この公園なんでしょうか…?
ここは、コキアが色づき始めたみはらしの丘の裏側。 今年5月に新園路とサイクリングコースが延伸し、開園エリアが広がりました。 今月下旬までに刈り取られる予定ですので、ススキをご覧になりたい方はお早めにご来園ください。
(広報チーム)