生きている化石!? メタセコイア

2012/12/6

メタセコイアは中国原産で、日本では北海道から九州までの庭園・公園に植栽される落葉高木です。「アケボノスギ」という和名が付けられたのですが、あまり定着せず、属名をそのまま読んでメタセコイアと呼ばれています。

樹形は針葉樹の仲間らしく端正で美しく、秋には紅葉して、レンガ色になった葉とともに、側生する小枝ごと落下する落葉針葉樹です。

「メタセコイア」は「生きている化石」!?

その昔、日本の植物学者である三木茂博士が発見した化石は「メタセコイア」と名付けられ、絶滅した種とされていました。その後1943年に中国揚子江の奥地で生きているメタセコイアが発見され、「生きている化石」として話題になりました。日本にも300万年から100万年前頃まではたくさん分布していたようです。

可愛らしい形をした木の実はクラフトに利用することができます。当公園では、南口・赤のゲート近くに「メタセコイアの並木道」があります。

余談ですが、並木道の両脇に、12月ですが赤と白のバラがひっそりと咲いています。
ぜひ見つけてみてください。

(広報チーム)