スタッフブログ
月: 2021年6月
みはらしの丘でコキアの植え付けが始まりました!
2021/6/27
ひたち海浜公園では、夏の気配を運んでくれる植物が登場
皆さんお待ちかねの、コキアです
みはらしの丘で、先週22日より植え付けがスタートいたしました
コキアは、ヒユ科(旧アカザ科)ホウキギ属、ユーラシア大陸の乾燥地帯原産の一年草。
昔、枝や茎を乾燥させてほうきを作っていたことから、「ほうき草」の和名でも親しまれています
実は“とんぶり”として食用になり、「畑のキャビア」とも呼ばれているんですよ
当公園では、みはらしの丘の約1.9haに約3万2千本を植栽しており、夏から秋にかけて、緑から赤へと移ろいながら色彩の変化を楽しませてくれます
そんなコキアの植え付け作業を見てみましょう
まず、目印となるラインを引いて…
70cm間隔に穴をあけます
よいしょ、よいしょと力を入れて…
穴をあけたところに、苗のポッドを置いたら
一つひとつ丁寧に植えていきます
優しく植えてもらって、コキアも嬉しそう
コキアの植え付けは、約2週間かけて、延べ170人ほどで行います
こんなに広いのに、どんどん植え付けが進み、丘の上には緑のラインができました
素敵な風景をつくり出せるよう、心を込めて作業を進めます
まっすぐ一列に並ぶコキアたち
よーく見てみると、まだまだ小さな赤ちゃんサイズ。
これから、すくすくと大きくなってね
今年は初の試みとして、7月4日(日)に「コキアの植え付け体験」を行います
みはらしの丘の第2頂上にて、10:30~12:00に定員30名(当日受付)で開催します。
雄大な丘の風景の一部を、皆さんで一緒につくり上げましょう
色変化も楽しめる!アジサイ”アナベル”がお楽しみいただけます。
2021/6/20
関東も梅雨入りし、少しずつ雨の日も多くなってきました
この時期のお花といえば、アジサイかと思いますが、皆様はこのような青い花を思い浮かべるのではないでしょうか
園内では、白いアジサイがお楽しみいただけます
そのアジサイが、ひなの林で咲いている、アジサイ”アナベル”です
“アナベル”は色の変化が魅力的
最初は、グリーンの蕾です。
徐々に、ライムグリーンに
咲き進んで、白みを帯びてきました
そして、見事な白色へ
真っ白でふわふわしていて、可愛いですね
こんなにもこもこと、わたあめのようにも見えます
この後は、緑色になり、ドライフラワーのようになるんです
とてもおしゃれですね
また、園内では”アナベル”の他にも、青や赤のアジサイが少しですが咲いております
雨降りの中、しっとりと咲く姿に癒されます
この時期ならではの園内の景色、いかがでしたでしょうか
コキアの植え付けも、間もなくスタートいたします。
公園で、季節の移ろいを感じてみてください
希少な植物「ハナハタザオ」に会いに行きませんか?
2021/6/12
気温が高く、お天気の良い日が続いています
海浜エリアの砂丘観察園路では、絶滅危惧種の「ハナハタザオ」が、かれんな花を咲かせています。
ハナハタザオはアブラナ科ハナハタザオ属の越年草。
6月上旬~7月中旬頃に薄紫色の小さな花を咲かせます
旗竿のように1本茎で立ち、美しい花を咲かせることが名前の由来となっています。
実は、生育地点がとても少ないハナハタザオ。
環境省レッドリスト(2020)および茨城県レッドデータブック(2012)で絶滅危惧ⅠA類に選定され、茨城県内では当公園のみで生育が確認されています。
この希少な植物を守るため、ひたち海浜公園では公園のボランティア「野生植物パートナー」の皆さんが中心となって、ハナハタザオの保全活動を行っています。
砂丘の地形や植生を残した砂丘観察園路では、ハナハタザオの他にも、厳しい条件下にたくましく生きる海浜性植物をご覧いただけます
海岸の砂浜などに生える多年草の「ハマボウフウ」
細長く切れ込んだ花弁が繊細で愛らしい「カワラナデシコ」
葉の形が特徴的で、黄色い小さな花を咲かせる「カワラサイコ」
これらの3種も希少な植物で、いずれも茨城県レッドデータブック(2012)では準絶滅危惧に指定されています。
明日6月13日(日)と20日(日)には砂丘エリアにて、ハナハタザオの圃場での育成・増殖活動の紹介や、自生地を観察する「ハナハタザオガイドツアー」を開催します!
午前は10:30~、午後は13:00~の1日2回の開催で、「野生植物パートナー」の皆さんがご案内いたします。
定員は各回20名で事前申込が必要となりますが、参加枠に空きがあれば、当日も受付いたします。
守っていきたい、希少な植物・ハナハタザオ。
爽やかな海風を浴びながら、ぜひ一緒に観察しませんか?
「梅雨におすすめスポット」ベスト5
2021/6/6
もうすぐやってくる梅雨。天気がスッキリせず、どんよりとした気分になりがちです。
でも、雨上がりに水滴のついた「四つ葉のクローバー」を見つけたら、ちょっと幸せな気持ちになりますよね。
園内には、この時期ならではの楽しみや、穴場がいっぱい。
今回は、これからの梅雨の時期におすすめなスポットを、ランキング形式でご紹介します。
まず、第5位から。
梅雨の代名詞ともいえる、このお花。「ひなの林」のアジサイです。
アジサイといえば、青やピンクなどの色合いをイメージされるかと思いますが、当公園で多く植栽している「アナベル」の花色は白。
明るい緑から白へと変化し、さらに咲き進んで緑となる、色の変化も楽しみな品種です。
見頃は6月下旬頃と、もう少し先なので、今回は5位としました。
続いて、第4位は「グラスハウス」です。
ガラス張りの開放的な室内から太平洋を一望できる人気のスポット。
紅茶がおすすめの「Sea Side Cafe」では、「いばらきフルーツ和紅茶」や「ネモフィラブルーティー」をお楽しみいただけます。
プレーン味の青いシフォンケーキでみはらしの丘の春の景色を表現した「ネモフィラブルーシフォン」もあわせてどうぞ。
いよいよ、トップ3の発表です。
第3位は、遊園地「プレジャーガーデン」!!
屋内アトラクションは、雨の日でもへっちゃら!
一番人気の「ドタバタVR旅行」も、この時期ならば待ち時間少なく楽しめるかも。
ライドに乗り込み、ヘッド・マウント・ディスプレイを装着したら、そこは仮想と現実が錯綜する未体験の世界!
なお、各アトラクションでは、1回当りの乗員の一部削減や定期的な消毒・換気を実施しています。
第2位は、「記念の森レストハウス」です。
バリスタが一杯一杯、ハンドドリップで淹れるオリジナルブレンドのコーヒーが自慢のカフェ。
16時間半かけて抽出した、こだわりの「水出しコーヒー」も夏季限定でご用意しています。
窓から見える木々の葉が、雨に濡れみずみずしく輝く様子は、梅雨の時期ならでは。
そして、栄えある第1位は…。
「たまごの森」です!!
え?
小さなお子様向けの遊具はあるけど、チューリップのない「たまごの森」が1位?
その理由は・・・。
その理由は、雨が降った後に現れる、幻の「たまごの森湖」です!
時間がたてば消えてしまう、大きな水たまり。
上下反転の幻想的なリフレクションが撮れる隠れスポットなんです。
雨の後はぬかるんでいますので、お足元には十分お気を付けください。
雨の日も、雨の日だけの楽しみが。
お散歩しながら梅雨ならではの、小さな幸せを探してみてください。