水戸藩の藩校・弘道館を見学×常陸大宮市でブルーベリーを味わう

 

常陸大宮市でブルーベリーを味わう

カフェ併設のブルーベリー園 通年で“ブルーベリーの四季”を体感

常陸大宮市山方の「ブルーベリーフレンドファーム」は、広さ1.2ヘクタールの畑に、約40種のブルーベリーを栽培しています。広い敷地の中には、通年営業のカフェを併設。カフェでは、同園で収穫したブルーベリーを使ったメニューを豊富に用意していて、通年で“ブルーベリーの四季”を体感できます。
遠方の山々を見渡すロケーションや、同園代表の小口弘之さんが「ヨーロッパのぶどう畑」をイメージして造ったという園の風景も魅力です。

紅葉したブルーベリーの木と、小口さん

紅葉したブルーベリーの木と、小口さん

ヨーロッパのぶどう畑をイメージした農園

ヨーロッパのぶどう畑をイメージした農園

栽培品種は40種 オーナーは元ホテルマンでソムリエ

小口さんによると、栽培するブルーベリーは約40種。収穫期は6月〜8月です。摘み取り体験は受け付けていませんが、収穫期は、園で採れたブルーベリーを直売しています。
小口さんは、元ホテルマンでソムリエでもあります。これまで、ソムリエとしての仕事や、キャリアアップのために、ヨーロッパをはじめ、世界のワイン産地を訪ねました。ヨーロッパでは、ぶどう園にも幾度となく足を運びました。同園を「ヨーロッパのぶどう園」のイメージで造園したのは、そうした経験からです。
ヨーロッパのぶどう園の人たちとは、ワインのプロとして、深く理解し合ったそうです。彼らのこだわりの強さは、小口さんのブルーベリー栽培にも影響しています。
小口さんの園主としてのこだわりは、「欲張らないこと」と「試食を徹底的に行い、味を確かめて収穫すること」です。
欲張らないという一面は、「大胆な剪定作業」に現れます。「剪定を減らせば収穫量は増えるけれど、満足するブリーベリーはできません」と小口さん。同園のブルーベリーが、味が濃くて、粒が大きめのものが多いのはその結果です。試食を徹底的に行うのは、品質を厳しくチェックするためだといいます。
ソムリエらしさは、来園者に接する際にも現れます。ブルーベリーの味わいを表現力豊かに伝えてくれます。
小口さんの代表的な“ブルーベリーソムリエ”語録は、次の2種です。
「6月のブルーベリーは、ドイツワインのような美しい酸と繊細な芳香をそなえている」
「8月のブルーベリーは、甘みが強く、果皮・果肉・酸味を含めてバランスが良く、熟したワインのようです」

大粒のブルーベリー

大粒のブルーベリー

酸味が新鮮!カフェで提供するブルーベリーのパスタ

カフェメニューで目を引くのは、「ファーム冷製ブルーベリーパスタ」(1300円)です。
「ブルーベリーの色を生かしたパスタです」と小口さん。これは、小口さんがホテルマン時代に、ホテルのシェフとともに開発したものを、発展させたメニューです。
いろいろ楽しみたいのであれば、「ファームデザートセット」(1200円)がおすすめです。タルト、チーズケーキ、アイスなどとコーヒーか紅茶がセットになっています。
ブルーベリーを堪能したいという人には、「フレッシュブルーベリーパフェ」(1500円)と、「ファーム特製ブルーベリースムージー」(700円)がおすすめです。ブルーベリーの質も量も園だからこそ楽しめるものです。
持ち帰り用メニューも用意しています。

ファーム冷製ブルーベリーパスタ

ファーム冷製ブルーベリーパスタ

ファームデザートセット

ファームデザートセット

訪ねるだけで癒やされる 園の雰囲気とロケーションも魅力

ヨーロッパのぶどう園をイメージして造った同園は、訪ねるだけで、心が豊かになる場所でもあります。
同園があるのは、JR水郡線の西側の小高い丘。国道118号から入って数分すると、一面畑の牧歌的な風景が広がります。丘陵地帯が終わりかけたあたりが目的地です。
同園は、なだらかな斜面になっています。手前の一番高い位置に、カフェがあり、カフェの入り口には、園の顔ともいえそうな、大きなミモザの木が植えられています。
カフェのテラスから眺めるだけでも、同園の魅力を実感できます。春は新緑のさわやかな緑が広がり、収穫期の深い緑と、実の鮮やかさには力強さを覚えます。秋が深まると、周囲の山も、ブルーベリーの木々も美しく紅葉します。

カフェに立つ小口さん

カフェに立つ小口さん

施設基本情報

ブルーベリーフレンドファーム
カフェ営業時間: 6〜8月/10:00〜16:00、9〜5月/10:30〜15:30
カフェ営業日: 9〜5月/金・土・日曜、祝日
※カフェの営業時間、営業日は変更する場合があります
電話:080-4433-4388

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