10月からは秋バラ開花 夜はライトアップも 石岡市の「いばらきフラワーパーク」

10月からは秋バラ開花 夜はライトアップも

石岡市の「いばらきフラワーパーク」は、茨城県の花・バラをメインにした花園。例年10月からは、秋バラが開花。秋のさわやかな風とともに、バラの香りが園を包みます。
「眺めて、香って、体験して。バラの魅力を五感いっぱいで満喫して」と話す、同園広報の潮田宏美さんに、秋の園の楽しみ方を聞きました。

 

バラが咲き誇る園内(提供写真)

バラが咲き誇る園内(提供写真)

「ぜひおいでください」と、潮田さん

「ぜひおいでください」と、潮田さん

900品種9000株 園オリジナル品種のバラも

いばらきフラワーパークで植栽しているバラは、900品種9000株。香りの濃厚なバラを集めた「香りのバラ」エリア、厳選した11色100種類がそろい、珍しい青色のバラもある「色別バラ」エリアなど、7つのエリアに分けて植栽されています。
潮田さんのおすすめエリアは、「バラのトンネル」(全長60メートル)。園に入って最初のエリアで、同園オリジナル品種の「ユイット・カンパーニュ」のほか12色のバラを植栽。前に進むごとに、花の色がグラデーションのように移り変わるように植えられています。潮田さんは、「華やかなバラに全身で包まれてください」と話します。
バラは、春に咲く品種と、春と秋の両方に咲く品種があります。秋は春に比べて気温が低いため、バラはゆっくり時間をかけて色づいていきますが、「その分、花の色味に深みがあると感じています」。香りも長持ちするそうです。

バラのトンネルの前に立つ潮田さん。秋は左側に植栽されている花たちが咲く

花と自然とふれあう体験さまざま

年間を通してさまざまな体験ができるのも同園の魅力です。潮田さんおすすめの秋の体験を3つ、紹介します。

秋バラの花摘み

バラ園内で見つけたお気に入りのバラを摘んで、持ち帰ることができるという体験。入れ物は、ナチュラルな風合いのかごや、車のドリンクホルダーに入れて持ち帰れるボトルなどから選べます。バラの魅力を自宅でも楽しめます。

秋バラの花かごつみ(提供写真)

秋バラの花かごつみ(提供写真)

秋のローズアロマミスト作り

バラ園内のバラの花を使った蒸留水と、好きな香りのアロマオイルをブレンドして、オリジナルのアロマミストが作れます。「シュッとひと吹きするたび、華やかな香りが広がる。私も愛用しています」

秋のローズアロマミスト作り(提供写真)

秋のローズアロマミスト作り(提供写真)

森のブランコ

同園の森の中には、ひっそりとたたずむようにブランコが設置されています。ゆりの木などの背の高い木の枝にロープを張って取り付けたもので、乗れば、森と一体になったような気分になれます。潮田さんによると、子どもはもちろん、大人のファンも多いといいます。「アルプスの少女ハイジになった気分で、楽しんでもらえたら」

森のブランコ(提供写真)

森のブランコ(提供写真)

イルミネーション「ムーンライトローズガーデン」

10月からは、秋バラやマリーゴールドなどの花々をライトアップするイベント「Moonlight Rose Garden」が開催されます。なだらかな斜面に広がる「バラテラス」(約6000平方メートル)を、約25万個の暖色系のやさしい光で照らします。
筑波山を望む里山に位置するいばらきフラワーパークは、夜になると、周囲は暗闇に包まれます。そのため、園内の丘の上から見下ろすと、月明かりにバラ園がぽっかりと浮かび上がるように見えるといいます。潮田さんは、「里山にある、この園ならではのイルミネーション。ゆっくりと味わってもらえたら」と、話します。
イベント開催中は、たき火であぶって食べるベーコンやマシュマロなども販売。光るドライフラワーのブーケやアクセサリーなど、イルミネーションに合わせたグッズもあります。

月明かりに浮かび上がるバラ園(提供写真)

月明かりに浮かび上がるバラ園(提供写真)

インフォメーション
いばらきフラワーパーク

所在地: 石岡市下青柳200
電話: 0299-42-4111
開園時間
午前9時〜午後5時
10月2日〜11月30日=午前9時〜午後8時半開園
12月1日〜2025年1月13日=平日正午〜午後8時半、土・日曜、祝日午前9時〜午後8時半
入園料
大人900円〜1500円、小人300〜500円(開花状況により変動します)
休園日
火曜日(臨時休園、臨時営業あり)

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