今回のコンシェルジュ
いばらき観光マイスター 小野明日香さん
子どもを連れて遊びに行くのにぴったりのひたち海浜公園。緑がいっぱいあって、広々と開放的な園内は安心して遊ばせることが出来ます。茨城県内には、ひたち海浜公園の他にも子どもと一緒に遊びに行ける自然豊かな公園がたくさんあります。季節のお花も楽しめて、家族で癒されるオススメの公園をご紹介します。
地元スペシャリストがナビゲート
子どもを連れて遊びに行くのにぴったりのひたち海浜公園。緑がいっぱいあって、広々と開放的な園内は安心して遊ばせることが出来ます。茨城県内には、ひたち海浜公園の他にも子どもと一緒に遊びに行ける自然豊かな公園がたくさんあります。季節のお花も楽しめて、家族で癒されるオススメの公園をご紹介します。
今回の「おさんぽコンシェルジュ」のお題は「いばらきガーデン&オーチャードツーリズム」。茨城県には、自然と調和し豊かな大地を活かして造成された庭園がたくさんあります。ひたち海浜公園も登録しているこの取り組みに参加する近隣の公園で、四季の花々や恵まれた緑に癒されませんか?
1987年に開園して以来、地域住民の憩いの場として親しまれている水戸市植物公園。季節の花々が迎えてくれる入り口から、バラの花咲くテラスガーデンを抜けて園内へ。広々とした敷地内には池や芝生広場もあり、鳥たちが羽を休める姿を眺めながら緑の中でゆったり過ごせます。四季折々の花を愛でるだけでなく、私たちの役に立つ薬草に親しむことが出来るのも水戸市植物公園の特徴。2016年に水戸市と養命酒製造株式会社が締結した「薬草を活用した官民協同事業に関する協定」のシンボルとして、水戸 養命酒薬用ハーブ園が園内に誕生しました。弘道館の古い屋根瓦を使って囲んだ一画に、水戸藩にまつわる薬草約30種類を栽培している他、季節のハーブを年間を通して楽しめるエリアもあります。また、園内の「レストランフィオレンテ」では季節の薬膳メニューも提供しています。(土日・数量限定)
※「観賞大温室・熱帯果樹温室」は2021年4月下旬にリニューアルオープン予定です。
水戸市植物公園
所在地: 茨城県水戸市小吹町504
営業時間: 9:00~17:00(入園は16:00まで)
休園日: 月曜日(※ただし祝日の場合は翌日休園)及び年末年始(12月29日~1月3日)
入園料: 小中学生および県央地域にお住まいの60歳以上150円、それ以外の方300円
電話: 029-243-9311
水戸市の郊外北部に位置する七ツ洞公園。イギリス法人が設計し、イギリスから輸入した建材を使用して作られた本格的な「英国風景式庭園」です。英国風景式庭園とは、自然の風景を設計に取り入れ、風景画のように絵になる風景(ピクチャレスク)を意識した庭園様式のこと。その意図通り、公園内に踏み込むとまるで異国に迷い込んでしまったような不思議な気持ちにすらなります。うねるように流れる水と池「サーペンタイン」、物語を夢想するような人工廃墟「フォリー」、そして森の中に花々が咲き誇るイングリッシュガーデン「秘密の花苑」などドラマティックな見どころがたくさん。春と秋には美しいバラを楽しむことも出来ます。また、ドラマや映画ロケ地としても有名です。
七ツ洞公園
所在地: 茨城県水戸市下国井町2243
営業時間: 秘密の花苑開園時間は8:30~17:00(ただし11月~2月の期間は8:30~16:00)
入園料: 無料
電話: 029-232-9214(水戸市公園緑地課)
笠間市の街並みを一望できる小山に広がる笠間つつじ公園。園内には霧島・久留米・やまつつじ・大柴など25品種・約8,500株ものつつじが植栽されています。市民の協力を得て「つつじ一株寄付運動」を行い、笠間の新たな観光名所として昭和42年に開園しました。地域の皆さんと一緒に作った憩いの場所です。ふもとから山頂まで、つつじを眺めながら散策するのがオススメ。ゆっくり歩いて約1時間弱のプチハイキングです。毎年4月中旬~5月上旬にかけては、笠間つつじまつりが開催。2021年は第50回を数え、スカイランタンイベント(5/1)など様々な企画も行われます。ちょうど見ごろを迎える時期に行われる焼きものの祭典「陶炎祭」と一緒に足を運ぶのがベストルートです。
笠間つつじ公園
所在地: 茨城県笠間市笠間616-7
営業時間: 8:00~18:00
入園料: つつじの見ごろ時期のみ 一般(高校生以上)500円
電話: 0296-72-9222(笠間観光協会)
第50回笠間つつじまつり: 2021年4月17日~5月9日まで開催予定。くわしくはホームページをご覧ください。
ひたちなか市に隣接する那珂市にある茨城県植物園。噴水や花壇がある沈床園、回遊式庭園の岩石園、たくさんの種類を集めたカエデ園、バラ園、ツバキ園、年間を通して花や実を見られる熱帯植物館などがあり、園内では約600種、約5万本、熱帯植物館では約240種、約2万5千本の植物を有します。また、愛でるだけでなく、知識の学習の場としても活用できるのが特徴。鳥獣センターボランティアによる「猛禽ふれあいタイム」は猛禽類などの知識を深めることができる企画も。また、きのこや山菜について詳しく学べる「きのこ博士館」にもぜひ立ち寄ってみてください。きのこが生えた大樹を中心に作られたメルヘンな展示室は、子どもだけでなく大人も童心に返って楽しめる場所です。
茨城県植物園
所在地: 茨城県那珂市戸4589
営業時間: 9:00~16:30(熱帯植物館 9:30~16:00)
休園日: 月曜日(祝日にあたるときはその翌日)、年末年始(12月29日~1月3日まで)
入園料: 大人320円、70歳以上160円、中学生以下無料
電話: 029-295-2150
淡水と海水が入り混じる「汽水湖」。静岡県の浜名湖や、島根県の宍道湖、北海道のサロマ湖などが有名です。関東地方で唯一の汽水湖が涸沼!絶滅危惧種の「ヒヌマイトトンボ」や野鳥など、希少な動植物も生息する特徴的な生態系を構築。国際的に重要な自然環境を有している湿地であることから、ラムサール条約にも登録されました。そんな涸沼のほとりの自然を生かして整備された涸沼自然公園。春の桜、初夏のあじさいをはじめ、四季折々の花木や野鳥観察を楽しみながら園内を散歩してみてはいかが。散策にぴったりのルートもいくつか用意されています。オススメは「眺望コース」!涸沼を一望できる「太陽の広場」を目指す約30分の道程です。お弁当を持参してピクニック気分で楽しんでください♪
涸沼自然公園
所在地: 茨城県東茨城郡茨城町中石崎2263
営業時間: 9:00~17:00
休園日: 4月〜10月 無休、11月〜3月 月曜日(祝日の場合は開園の翌日休)、12月28日〜1月4日
入園料: 無料
電話: 029-293-7441
緑ゆたかな石岡市八郷エリアにある「茨城県フラワーパーク」が一大リニューアル!2021年4月29日に「いばらきフラワーパーク」として生まれ変わります。「見る」から「感じる」フラワーパークがコンセプト。「Feel」や「100の体感」をキーワードに、1年を通して花や里山の自然を五感をつかって楽しめるアクティビティを体験することができます。園内に新たに誕生するバラ農家の温室をイメージしたレストランでは、緑に囲まれながら茨城県産食材をふんだんに使用した美味しい食事をいただけます。茨城県内で採掘された石を積み上げたエントランスや、筑波山麓に残る日本の原風景を感じられる茅葺きの意匠を取り入れたインフォメーションなど。美しい花々に癒されることはもちろん、茨城県の魅力にも触れることが出来る施設です。
いばらきフラワーパーク
所在地: 茨城県石岡市下青柳200番地
営業時間: 9:00~17:00(12月から2月は9:00~16:00)
休園日: 火曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)、年末年始(12月28日~1月2日) ※2021年4月28日までリニューアル工事のため休園
入園料: 大人900円、子供300円(小・中学生)、未就学児無料 ※シーズンにより異なります(くわしくはホームページをご覧ください)
国営ひたち海浜公園のある茨城県ひたちなか市。北には東海村や日立市の工業都市、西には水戸市、笠間市といった歴史と伝統が息づく街、南には大洗町や茨城町、鉾田市といった大規模な野菜生産地に囲まれています。地元で暮らす観光マイスターや観光協会に在籍する皆さんに、お散歩したいおすすめスポットを紹介してもらいました。