とっておきのよもやま話
JR勝田駅からひたち海浜公園までは、直線距離にしておよそ6キロメートル。自動車やバスではあっという間に着いてしまう道のりですが、あえて自転車でのんびり走ってみるのもおすすめです!比較的平坦な道がほとんどで走りやすいこともポイント。ショッピングやスイーツ、ランチ、老舗の醤油蔵に遺跡など…道中、寄り道をしながらひたちなかサイクリングを楽しんでみませんか?
今回は、ひたち海浜公園スタッフのおすすめ寄り道スポットを紹介します。
JR勝田駅東口を出発し、駅正面から真っ直ぐにひたち海浜公園方面へ向かう県道247号線(通称「昭和通り」)を走ります。東石川1丁目の交差点を左折し、ひたちなか市役所方面へ少し行くと右側に白壁が映えるお店が。ここは、茨城県内に計3店舗展開する人気インテリアショップ「HOME SIC」のひたちなか店です。それぞれの店舗ごとに異なる品揃えを展開していますが、ひたちなか店はハイラインやヴィンテージのみならず比較的カジュアルな家具や小物、ギフトと幅広いセレクト。中でもオススメしたいのはイタリアメイドのルームフレグランス「CULTI」です。他にも、茨城県内ではHOME SICのみが取り扱う「ACTUS」の家具や雑貨、ギフトカタログも人気。ライフスタイルをより魅力的にしてくれるお店です。
スティックフレグランスの発祥と言われるのがCULTI。香りもサイズもお好みで
初めて買い揃えるインテリアにもおすすめの、カジュアルシンプルな家具を中心に取り揃え
2018年11月で丸8周年を迎えるひたちなか店。オリジナルのアイテムにも注目です
住所: 茨城県ひたちなか市東石川2-16-2
電話: 029-219-7180
営業時間: 10:30〜19:00
定休日: 水曜日、年末年始(2018年12月30日〜2019年1月1日)
大通りから一本、小道を入ってみるのもゆるゆるサイクリングの楽しみ方。勝田工業高校の近くで見つけたのは、木立の中に佇む「ライブラリーカフェ然々」です。実は約18年前から営んでいるという、ひたちなかの老舗カフェ。店内を入ると、ノンジャンルの本、雑誌がずらりと並んでいます。「ここを訪れてくれた人みんなに心地良く過ごしてもらいたい」という言葉通り、店内は1人から利用しやすい席配置。窓に面した席に座って、気になる本を片手においしいコーヒーとスイーツでひと休み…のつもりがすっかり長居してしまいそうです。また、ほぼ毎日日替わりで楽しめる「占いカフェ」など、イベントも多数開催しているのでぜひチェックを。
マンガ以外はオーナーの阿部さんがほぼセレクトしたとか。バラエティ豊かなラインナップです
ケーキ、アイス、フルーツなどちょっとずつ食べられるおまかせデザート。飲み物付きで1,100円
この日いらしていたのは女神タロットの彩弥加さん。他にも占星術や手相占いなど多数の方が在籍
住所: 茨城県ひたちなか市松戸町2-8-17
電話: 029-354-5354
営業時間: 11:00〜21:00(月曜日は11:00〜15:00)
定休日: 火曜日
ぐるぐると街中を走っていると、「馬渡はにわ公園」という気になる案内看板を発見。せっかくなので、ここで休憩していくことにしました。実はこの公園はその名前の通り、5世紀末から6世紀頃に埴輪を製作していた遺跡が発掘された場所なのだそう!「馬渡埴輪製作遺跡」として、国指定史跡となっています。埴輪の原料となる粘土の採掘から、成形、焼成までを一貫してここで行っていたことが分かっています。公園内は自転車の乗り入れ禁止なので、自転車を停めて少し散策。大通りからほんの少し入った場所にあるとは思えないほど静かで、森林浴を楽しむことができます。
お手洗いもあるので、ちょっとした休憩ポイントにもGOOD
はにわ公園では、初夏には菖蒲の花を見ることができます
お天気が良い日は、少し足を伸ばして那珂湊方面まで寄り道もいいかもしれません
住所: 茨城県ひたちなか市馬渡2881-3
勝田駅方面から昭和通りを進んでいくと、国道245号線にぶつかる前にゆるやかな上り坂が待ち受けています。その坂を登りきった「馬渡十字路」で交差点を右に折れ、ランチを食べて行きましょう!今回昼食に立ち寄ったのは、カフェレストランLUCU。野菜を中心とした、健康志向のメニューが食べられると人気です。大きなお皿にずらりと7〜8品目もの料理が並んだ「オーガニックプレート」(1,630円)は、自家製の有機野菜を中心に使用。内容はその日や季節によって変わるのもお楽しみです。この日はちょうど庭で採れたという青パパイヤを使った炒め物やサラダを味わうことができました。ヘルシーなのにボリューム満点で、男性のサイクリストにもおすすめです。
ベジタブル&フルーツマイスターの資格も持つ、オーナーの高橋さんと
高橋さん自らがハワイで買い付けてくるという雑貨も販売しています
店内も店外もナチュラル&リゾートチックで居心地のよいお店です
住所: 茨城県ひたちなか市馬渡3312-4
電話: 029-274-7060
営業時間: 11:30〜14:30 ※平日と土曜日のディナーは前日までに要予約
定休日: 月曜日、火曜日、第一日曜日、その他臨時休業、冬季休業あり
LUCUを出て、同じ通り沿いにある「黒澤醤油店」もぜひ立ち寄りたいスポットです。こちらは明治38年創業という老舗醤油蔵。定番のお醤油から万能つゆ、だし醤油、ぽん酢醤油に焼肉のたれなど多彩なラインナップを用意しています。蔵に併設している直売所では、全種類を味見可能。また、オリジナルの醤油スイーツを食べることもできます。同蔵の代表的な逸品の、再仕込み製法で作った「仁右衛門」を使ったソフトクリームがイチオシ。お好みであずきや甘酒をトッピングして召し上がれ。他にも、醤油プリンや醤油シフォンケーキなど醤油スイーツが目白押し。気になるお味は、お醤油の風味と甘さがまるでみたらし餡のようなおいしさでハマります。
手軽に買えるミニ瓶からギフトまで。ぜひ味を比べてみてください
醤油ソフトクリームと甘酒のコラボはありそうでなかった出会いです
黒澤醤油店では、要予約で蔵見学も受け付けています。お問い合わせを
住所: 茨城県ひたちなか市馬渡1260
電話: 029-272-3776
営業時間: 9:00〜18:00
定休日: 日曜日、その他(ホームページを参照)
サイクルスタンドも用意されています!
自転車でひたち海浜公園を訪れるなら、おすすめしたいのが「南口」からの入園です。実はここが園内サイクリングコースにもっとも近い入園口。入って約45メートルという近さでサイクリングコースにアクセスできます。ちなみに、スタッフおすすめのサイクリングルートは南口からコースへ入ったら分岐を左へ向かい、そのままぐるりと時計回りに園内を走るルート。海を眺める景色もより楽しめます。
南口は、翼のゲートよりもさらに阿字ヶ浦側へ進み、ここからGO!
南口ゲート前には、サイクルスタンドも備えていますのでご利用ください
南口から園内サイクリングコースまで、最短45メートルです
マイ自転車がない、持参が難しいという人は、JR勝田駅東口からすぐの「にこにこプラザ」「cafe tamariba」で利用することができるレンタサイクルを活用してはいかが。勝田駅の観光案内所で貸し出し場所を案内しています。公共交通機関と組み合わせての利用のほか、「表町パーキングTA・MA・RI・BA」に自家用車を駐車しての「パーク&サイクル」利用も便利です。予約不要、貸し出し場所で受付を済ませて利用料金を支払い、返却予定時間を伝えたらさっそくサイクリングに出発!営業時間内なら何時まで借りても一律1,000円/1台ですが、返却時間の30分前に電話をお忘れなく。ひたち海浜公園とひたちなか市内を散策するのに良いと好評のサービスです。
受付時に、利用料1,000円のほか保証料3,000円(返却時に返金)と保険料500円(任意)が1台ごとに必要です
レンタサイクルtamaribaを運営する、ひたちなかまちづくり株式会社のみなさん
貸し出し所はカフェも併設されているので、サイクリング後はこちらでゆっくり過ごしては
運営: ひたちなかまちづくり(株)
住所: 茨城県ひたちなか市表町8-8にこにこプラザ2F
受付時間: 9:00〜17:00(季節により変動)
料金: 1日1,000円/台(故障時等は別料金)※保証料3,000円/台(返却時に利用者に還付します)
※個人賠償責任補償特約+傷害保険500円/台が必要です(任意)
年末年始など貸し出しが休みになることがあります
国営ひたち海浜公園のある茨城県ひたちなか市。北には東海村や日立市の工業都市、西には水戸市、笠間市といった歴史と伝統が息づく街、南には大洗町や茨城町、鉾田市といった大規模な野菜生産地に囲まれています。地元で暮らす観光マイスターや観光協会に在籍する皆さんに、お散歩したいおすすめスポットを紹介してもらいました。