とっておきのよもやま話

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旅ばなし

いま注目のスポーツクライミング ボルダリングにチャレンジ!

近年、注目されているスポーツ「ボルダリング」。壁面に設置された「ホールド」と呼ばれるカラフルな突起に手足を引っ掛けながら壁を登っていくスポーツです。基本のルールは「スタートからゴールまで同じ色、マークで指定されたホールドのみを使って登る」とシンプル。特別な技術も必要なく、ひとりでも仲間とでも、自在に楽しめる気軽さで幅広く人気を集めています。
茨城国体でも、「スポーツクライミング」が行われます。今回は体験を通して、クライミング競技の観戦ポイントも教えてもらいました!

子どもから大人までできる!ボルダリング

今回、体験をお願いしたのはJR友部駅すぐ近くにある「ボルダリングジムVortex(ボルテックス)」。店長の藤枝さんは、学生時代にクライミングのワールドカップに日本代表として出場した経験あり!広い屋内の壁一面に設置されたコースは初心者から上級者まで幅広く楽しめるよう設定されています。ボルテックスのユーザーは、下は一ケタ〜上は60代!!3歳になる店長のお子さんも一緒に遊んでいるということもあって「ボルテックスは家族で遊びに来る方もとても多いです。保護者の方に安全面だけしっかり気をつけてもらえれば、何歳からでも利用可能ですよ」と子ども連れを歓迎している嬉しい施設です。

 

「世代関係なく楽しめて、その人に合わせたペースで適度な運動ができるのがボルダリングの魅力かな」と藤枝さん

ボルテックスのウォールはMAX5メートルの高さ!一番簡単なコースは、店長のお子さんが登れるものを目安に設定しているそう

ボルダリング体験スタート!

用意する物は、動きやすい服装と靴下。ボルダリング専用のシューズレンタルを用意してくれているので、ほぼ手ぶらで行ける手軽さも魅力です。着替えて、シューズを履き替えたらさっそくボルダリングウォールへ移動!腕や足の力だけでなく、全身をまんべんなく駆使するのでまずは入念にストレッチをしましょう。しっかりほぐしてからスタートです。ホールドの横に貼られているテープがルートの目印。同じ色、形をたどって登っていきます。難易度は色で細かく区別されているので、はじめから無理なチャレンジはせず簡単なレベルから身体を慣らしていきましょう♪初心者の方は、滑り止めのチョークを使うのがオススメ。肩慣らしに一番簡単な10級からスタートして、8級までは難なくクリア!ちなみに、ルートの攻略法は人それぞれ。手足の長さなど体形が違えば攻略法も異なります。身体の向きを変えてみたり、手足を左右入れ替えてみたり……難度が増すにつれ、工夫して登り方を考えなければいけない頭脳戦の一面を持つのもボルダリングの特徴です。

 

  • 1

    ボルダリングでは専用シューズを使用します。ホールドを足で掴みやすいよう指先が曲げられるくらいフィットし、ソールも柔らか

  • 2

    足を上げたり広げたりするので股関節は入念にほぐします。肩や手首、足首、指もよく使うので伸ばしておきましょう

  • 3

    難易度は10級〜2段の間で細かに分かれています。自分のレベルに合った目標を決めて、徐々にステップアップ!

  • 4

    スタートの目印からゴールまでのルートを確認してから、ホールドを握ります。戦略を練るのが大事なポイント

  • 5

    ゴール地点のホールドまで辿り着いたら、両手で握ってクリア!下に人がいないか、必ず安全を確認してから降りましょう

バラエティ豊かなホールドと攻略法

一見、無造作に設置されているようにも思えるホールド。ですが、それぞれの形状や大きさによって掴みやすさや登りやすさがまったく異なり、それらを巧みに組み合わせることで攻略し甲斐のある魅力的なコースを設定しているのです。くぼみのあるホールドは指を引っ掛けやすく、逆につるりとした凹凸のないものは掴みづらかったり。つま先でぎゅっと掴まなくてはならない小さな足場や、傾斜のキツい場所では足先を猿のように引っ掛けながら移動するシチュエーションもあります。壁をうまく利用して身体を支えたり、時には勢いをつけてジャンプする攻略法も。正解はひとつではありません。失敗しても諦めず、方法を変えながらチャレンジして、やっとクリアできたときの達成感は格別です!「大会では、選手たちが難しい課題に試行錯誤するはず。最初のトライと二回目、どんな風に登り方を変えたのかなどに着目してみると面白いですよ。それから、選手ごとにスタイルがまったく違うのもクライミングの面白さです。ゆっくりと力強く攻略していくタイプ、バネを活かして勢いで登っていくタイプなど…。それぞれ比較してみてください」と藤枝さん。自分でも体験しておくと、大会観戦もより楽しめるかもしれません!

 

  • 掴みやすいホールドばかりとは限りません!

  • ホールドの穴を利用して、指を引っ掛けるのももちろんOK

  • 指先の力も重要です。ちなみに、長い爪は危険です

  • 足をのせるだけでなく、こんな風に引っ掛けるようにする技も

  • 藤枝さんにかかれば傾斜もスイスイ!バランス感覚も鍛えられます♪

取材協力:ボルダリングジム ボルテックス

所在地: 茨城県笠間市八雲2-6-2
電話: 0296-71-4211
営業時間: 平日13:00〜22:00、土日祝10:00〜20:00
定休日: 金曜日

ボルダリング1日体験(道具レンタル込み・予約不要)
ビジター利用: 3,000円 (一般・高校生以下一律)
専用道具のレンタル料を含んだ1日体験プランです

道具レンタル
レンタルシューズ 300円、レンタルチョーク(滑り止め) 200円

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地元スペシャリストがナビゲート

おさんぽコンシェルジュ

国営ひたち海浜公園のある茨城県ひたちなか市。北には東海村や日立市の工業都市、西には水戸市、笠間市といった歴史と伝統が息づく街、南には大洗町や茨城町、鉾田市といった大規模な野菜生産地に囲まれています。地元で暮らす観光マイスターや観光協会に在籍する皆さんに、お散歩したいオススメを紹介してもらいました♪

 


地元で出会った人に聞いてみる

さんぽのおとも道

絶景やおいしい料理など、旅の想い出はいろいろありますが、やっぱり一番印象に残るのはその町で暮らす人たちとの出会い。国営ひたち海浜公園の周辺で暮らす、笑顔が素敵な町の人たちにお話を聞いてみました。散歩のお供に、ちょっと寄り道したくなる素敵な出会い。きっとあなたの旅をホッコリしたものにしてくれるはずです。

 


ひたち海浜公園スタッフのとっておき

ひたち旅ばなし

地元で暮らす国営ひたち海浜公園スタッフだからこそ知っている、ちょっとマニアックな話をご紹介。周辺観光はもちろん、海浜公園の中のスタッフだから知っている秘密まで!ちょっとしたオタクネタから、一大イベントの裏側、そして海浜公園を支える地元の熱い人たちまで。いろんなジャンルのよもやま話を展開していきます。

 

 

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