とっておきのよもやま話

ひたち
旅ばなし

大人気!甘くてジューシーな果実を味わうイチゴ狩りに行こう!

農業大県の茨城では、野菜だけでなくたくさんのフルーツも実ります。ひたち海浜公園に遊びに来たなら、ぜひ農家さんへも立ち寄ってみてください。一般小売店とはひと味もふた味も違う、生産者直売だからこそ購入出来る新鮮なフルーツに出会えますよ。中には、茨城県オリジナルの品種を味わえる農園もあります。さらにとびっきりの体験が、完熟果実をその場で味わう果物狩り。中でも春から初夏にかけて楽しめるイチゴ狩りは毎年大人気!今回は、ひたち海浜公園スタッフが実際にイチゴ狩りを楽しんできました♪

子どもも大人も楽しめるイチゴ狩り

いちご狩り

今回、イチゴ狩りを体験するのは広報スタッフ石井。イチゴをこよなく愛する彼女が足を運んだのは、常陸大宮市にある「いちごBOX」です。ひたち海浜公園からは、車で約45分。2014年にオープンして以来、県内外からイチゴ狩りを楽しみにわざわざ訪れるリピーターの多い農園です。いちごBOXで栽培しているイチゴは、茨城県オリジナルの「ひたち姫」。2005年に誕生した品種で、「章姫あきひめ」と「とちおとめ」を交配して出来ました。「ひたち姫を栽培している農家は少なく、スーパーや青果店でもなかなか見かけることが出来ないレア品種です。酸味が少なく、甘みをより強く感じやすいのが特徴。まずは一度味わってみてください」と園主の早川さん。早速、イチゴ狩りを体験させていただきました!

イチゴ狩りスタート!

いちご狩り

いちごBOXでは、イチゴ狩りは完全予約制での受付です。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ビニールハウス内で一人ひとりが距離を取ってイチゴ狩りを楽しめるように人数を制限しています。まずはホームページから希望の日の予約をして、時間に余裕を持って向かいましょう。イチゴ狩りの時間は40分。受付時にハサミとヘタ入れを受け取ったら、さあ、ハウスの中へ!いちごBOXでは14棟のビニールハウスがありますが、イチゴ狩りと出荷用のハウスを分けて栽培しており、育成状況によってその日ベストのコンディションのところへ案内してくれます。ハウスに入った瞬間に真っ赤な大粒イチゴがたくさん目に入って、思わずわあっと歓声を上げてしまいました。「せっかく足を運んでくれたのだから、出来る限り大きくて美味しいイチゴを食べてもらえるように手間ひまかけて整えています」と早川さん。また、地植えではなく高設栽培なので、子どもからおじいちゃん、おばあちゃん、車椅子の方も摘み取りしやすくラクな体勢でイチゴ狩りを楽しめるのも嬉しいポイントです。

受付

まずは受付。いちごBOXでは「ひたち姫」の直売も行っています。

いちご狩り

受付に隣接するハウスでイチゴ狩り!ハサミ&ヘタ入れを手にいざ!イチゴ狩りスタート!

いちご

鈴なりのイチゴにテンションが上がります♪

いちごハウス

ハウスの中でも棚の高さが異なるので、ベストポジションを見つけてください。

スタッフ

いちごBOXの早川さん。シーズンオフにはキッチンカーも営業しています!

イチゴ狩りをより美味しく楽しむポイント

いちご狩り

イチゴ狩りの最大の魅力は、スーパーでは出会えない完熟の甘さを味わうことが出来ること。一般流通で取引されるイチゴは、熟するよりもずっと若い状態で収穫され、消費者の手元に来るまでに追熟されます。それでも十分甘いのですが、ハウスの中でしっかりと熟した摘み立てイチゴの美味しさは格別!では、熟して食べ頃のイチゴはどのように見分けたらいいのでしょうか?「ひたち姫は色が薄めなので、真っ赤に色づいていないように見えても実はきちんと熟していて美味しく食べていただけます。その中でも、ヘタの下まで色づき、実がヘタから離れているものを見つけたら、成熟のピーク。明日にはもうぐずぐずに崩れてしまうというギリギリのラインなんですが、甘さは格別ですよ。でも個体差があるので、色々食べ比べてみてください」(早川さん)。また、イチゴは先端の方がより糖度が高くなりやすいので、食べるときは「ヘタ側から」がオススメ。練乳やチョコレートソースも用意されていますが、多くのお客さんからは「練乳をつけなくても甘い」と好評だそう。甘くてジューシーな美味しさに、次から次へと口へ運んでしまいます。
また、摘み取りの時に注意してほしいことがあります。イチゴを手で引っ張って取ったり、実の部分だけをハサミで切って食べるのはNG。ハサミでヘタの上の茎部分を優しく切りましょう。イチゴは、一度摘み取ったあとも同じ株から次々と花を咲かせ、シーズン中に何度も実をつけます。次にまた美味しいイチゴを実らせるために、適切な方法でイチゴ狩りを楽しみましょう。

いちご狩り

より甘いイチゴはどれか、スタッフさんに教えていただきました♪

いちご

右にいくほど熟しているイチゴ。でも、一番左のイチゴも甘さは◎!

いちご狩り

この写真のように、実の部分にハサミを入れて切るのは絶対にダメ。

いちご狩り

ヘタの上のツルの部分で切り離すのが正解です。

いちご狩り

食べるときはヘタ側からがオススメ!より甘さを感じられます。

スムージー

冷凍したひたち姫とジャムを使った贅沢スムージーも絶品♪

取材協力: いちごBOX

所在地: 茨城県常陸大宮市下村田345
電話: 0295-51-3254
営業時間: 10:00~17:00
定休日: 月曜日、木曜日
イチゴ狩り開催日: 土曜日、日曜日
イチゴ狩り料金(要予約): 小学生~大人1,800円/小人(3歳~)900円/0~2歳無料

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いちごBOX

TAKE OUT

国営ひたち海浜公園の近くでいばらきイチゴを購入できる場所

大場いちご園

自家製完熱堆肥と有機肥料を使い、イチゴにとって最高の土づくりを目指している大場いちご園。栽培品種は茨城県オリジナル品種「いばらキッス」と、淡いピンク色が可愛らしい「淡雪」の2種。いばらキッスは、酸味と甘味のバランスが良く濃厚でジューシーな食味を堪能できます。

所在地: 茨城県水戸市鯉渕町5044-16
営業時間: 10:00~16:00(売り切れ次第終了)
営業日: 毎週水曜日、土曜日、日曜日
※問い合わせはホームページより

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いちご
大洗ベリーズ

ひたち海浜公園から車で30分圏内にあるいちご園。近隣の方はもちろん、県外からも人気を集めるリピーターの多い農園です。イチゴの美味しさもさることながら、「いばらキッス」「紅ほっぺ」など複数品種を楽しめることも大洗ベリーズの魅力。電話で問い合わせの上、来園を。

所在地: 茨城県東茨城郡大洗町神山町2054
電話: 090-9135-0391
営業日・定休日: 要問い合わせ

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いちご
藤戸いちご園

土作りからこだわった土耕栽培で育てた、品種の旨味をグッと引き出したイチゴを味わえます。栽培品種は、「いばらキッス」「とちおとめ」「やよいひめ」、そして「桃薫とうくん」。桃薫は、とても大粒で桃のような甘い香りが楽しめる珍しい品種。ぜひ一度味わってみては。

所在地: 茨城県那珂郡東海村村松870-2
電話: 090-8057-0593
受付時間: 9:00~16:00
※電話で問い合わせの上来園がオススメです。いちご狩りは予約の上利用可能。
ホームページ「藤戸いちご園」で検索

いちご
JA常陸 長砂直売所

ひたち海浜公園からすぐ近く!冬季はほしいもの販売で大人気の長砂直売所。ここで出会えるのは、JA常陸のオリジナルブランドイチゴ「バインベリー」です。バインベリーは、ひたちなか市内阿字ヶ浦地区と勝田地区のみで栽培されるレアな一品。完熟で鮮度を保つため、つる付で出荷されます。

所在地: 茨城県ひたちなか市長砂34-4
電話: 029-285-0202
営業時間: 2月~10月/9:00~18:00、11月~1月/9:00~17:30
定休日: 1月1日~3日、毎月第2水曜日(12月~2月は除く)

いちご
JA常陸 那珂直売所

ひたち海浜公園へのアクセスポイントのひとつ、常磐道那珂ICからすぐの場所にある直売所です。地域の生産者の新鮮な野菜はもちろん、ここでもバインベリーを手に取ることが可能です。朝採りした完熟イチゴを予冷し、しっかりした果肉の食感を味わえるのもバインベリーのこだわりです。

所在地: 茨城県那珂市後台2290-5
電話: 029-298-2677
営業時間: 2月~10月/9:00~18:00、11月~1月/9:00~17:30
定休日: 1月1日~3日、毎月第2水曜日(12月~2月は除く)

JA常陸 那珂直売所

 

イチゴ直売所 MAP


地元スペシャリストがナビゲート

おさんぽコンシェルジュ

国営ひたち海浜公園のある茨城県ひたちなか市。北には東海村や日立市の工業都市、西には水戸市、笠間市といった歴史と伝統が息づく街、南には大洗町や茨城町、鉾田市といった大規模な野菜生産地に囲まれています。地元で暮らす観光マイスターや観光協会に在籍する皆さんに、お散歩したいおすすめスポットを紹介してもらいました。

 


地元で出会った人に聞いてみる

さんぽのおとも道

絶景やおいしい料理など、旅の想い出はいろいろありますが、やっぱり一番印象に残るのはその町で暮らす人たちとの出会い。国営ひたち海浜公園の周辺で暮らす、笑顔が素敵な町の人たちにお話を聞いてみました。散歩のお供に、ちょっと寄り道したくなる素敵な出会い。きっとあなたの旅をホッコリしたものにしてくれるはずです。

 


ひたち海浜公園スタッフのとっておき

ひたち旅ばなし

地元で暮らす国営ひたち海浜公園スタッフだからこそ知っている、ちょっとマニアックな話をご紹介。周辺観光はもちろん、海浜公園の中のスタッフだから知っている秘密まで!ちょっとしたオタクネタから、一大イベントの裏側、そして海浜公園を支える地元の熱い人たちまで。いろんなジャンルのよもやま話を展開していきます。

 

 

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