西口サイクルセンターは、自転車を貸し出している場所の一つ。園内には4つのサイクルセンターがあり、合計1400台もの自転車を保有している。西口サイクルセンターで管理しているのは、14~26インチの400台。「ここの仕事は、ただ自転車を貸し出すだけじゃないんですよ」と話す、スタッフの寺門さんに教わりながら、体験した。
自転車利用者への接客対応に加えて、管理する400台の自転車の整備も、西口サイクルセンターの大切な仕事だ。
利用者に、自転車の使い方を説明する月岡さん。「説明することがいくつかあるため、短い時間でもよく理解してもらえるように、話し方を工夫しました」
機械を使ってタイヤの空気を入れる作業を体験。寺門さんによると、タイヤの空気の量は、季節によって微調整しているという。地面の温度が高い夏は少し控えめ、反対に冬はきっちり入れるそうだ。
利用者の体格に合わせて、サドルの位置を整えた益子さん。乗り方の注意点について、笑顔で説明した。
自転車が整然と並ぶ西口サイクルセンター。繁忙期は、すべて貸し出しになり、「1時間待ち」になることもあるという。限られたスペースに数多くの自転車を保管しているため、並べ方にもコツがあるという。
戻ってきた自転車は、「パンクをしていないか」「ブレーキの故障はないか」「ベルはきちんと鳴るか」などのチェックを、毎回必ず行っている。2人もしっかり確認した。
利用者の年齢や体格、好みに合わせた自転車を選んでいく。利用者に質問しながら、ぴったりの1台を選んでいく。
サイクルセンターには自転車に関すること以外の仕事もある。入り口にある案内看板用の「重り」の準備をする2人。